『ミューン 月の守護者の伝説』描き下ろし漫画、オンライン無料配布を開始

 フランス発のアニメーション映画『ミューン 月の守護者の伝説』の描き下ろし漫画が、オンライン無料配布が開始された。

 本作は、『カンフー・パンダ』に参加したアレクサンドル・エボヤン監督と『略奪者』の脚本家ブノワ・フィリポンがタッグを組んだ異色冒険ファンタジー。3Dと2Dが混在したアニメーション作品となっている。メインキャラクターデザインは、『ヒックとドラゴン』のニコラス・マーレットが担当。フランス語版の主人公の声を、俳優のオマール・シーが担当した。

 太陽と月が同時に存在する不思議な世界で、ひょんなことから“月の守護者”となってしまった主人公ミューン役に声優・歌手の大橋彩香、自信家でマッチョな“太陽の守護者”ソホーン役に小野友樹、そんな二人をフォローする“蝋”でできたヒロイン・グリム役を海外アニメーション吹き替え初挑戦となる武藤志織が務める。そのほか、月の守護者候補のライバル・リユーン役に小林千晃、グリムの父に柿原徹也、悪役ネクロス役に森嶋秀太、かつての月の守護者フォスフォ役に蓮岳大が名を連ねる。

 空想の世界に暮らす、青白くいたずら好きな森の子、ミューン。ひょんなことから、夜を運び、夢の世界を守る「月の守護者」に選ばれたミューンだったが、何をするにも失敗ばかり。そしてとうとう月は失われ、太陽は冥界の王に盗まれてしまった。世界に昼と夜を取り戻すため、ミューンは太陽の守護者ソホーンと、か弱い蝋人形の少女グリムと共に旅に出る。

 描き下ろし漫画を手掛けたのは、東京アニメアワードフェスティバル2015での上映時に『ミューン』と出会い、ファンアートを多数描きながら作品の日本公開を切望していた一人である、いとうるか。日本公開が決まり、プロモーションを策定する際に、エボヤン、フィリポンの両監督からの推薦もあり、漫画企画が成立した。当初は印刷物として限定配布されていたが、劇場公開にあわせ、広く作品の魅力を知って欲しいという思いから、今回の無料配布実施に至った。

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■公開情報
『ミューン 月の守護者の伝説』
5月20日(金)より、全国順次公開
監督:アレクサンドル・エボヤン、ブノワ・フィリポン
音楽:ブリュノ・クレ
提供:リスキット、ホリプロインターナショナル、キャトルステラ
配給:リスキット
2014年/フランス/フランス語・英語・日本語/シネマスコープ/85分
(c)ONYX FILMS-ORANGE STUDIO-KINOLOGY
公式サイト:mune-movie.com

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