『科捜研の女』最終回でマリコは何を伝える? 沢口靖子、内藤剛志らが語る思い出の名場面
共演者が「羨ましい」と思う瞬間は?
――みなさんも、こういった役を演じてみたい、セリフを言ってみたいなど、共演者が「羨ましい」と思うようなことはありますか?
風間:僕は大きな声を出したことがないので、大きい声を出してみたいです。淡々としゃべるようなセリフが多いので、「まいど~っ!」とかやってみたいですね。
若村:大人気で嬉しいです(笑)。たしかに、いつも冷静でクールな宇佐見さんの大きな声って聞いたことがないですね。叫んだこともないですよね?
風間:猫が怖くて「キャーッ」と言うシーンがあったんですけど、いつの間にか猫も大丈夫になっちゃったので(笑)。それ以来ないですね。
若村:「まいど」もいろんなパターンがあるので、“まいど特集”をやっていただければ違いがわかっていただけると思います(笑)。今シーズンで印象的だったのは、科捜研メンバーは誰もいないだろうなと思いながら入っていた時の「まいど」。明け方、誰もいないとは思いつつ、調べた結果を早く知らせたくて科捜研に届けに行ったら、亜美ちゃんと呂太くんがいて。そこにみんなもどんどん帰ってくる。結局、みんな徹夜だったんじゃないかっていう(笑)。あれは「まいど」の中でも大変新鮮でしたね。誰もいないと思っているのに、「まいど」って言うんだなぁって(笑)。
――風丘先生らしい感じがしますね(笑)。
山本:私は、「やっぱり」と言ってみたいです。マリコさんが、自分の思い描いていたことと鑑定結果が一致した時に言う「やっぱり」がすごくかっこよくて大好きなんです。だから私も言ってみたいんですけど、亜美ちゃんとしては言うタイミングがないなと思っています(笑)。
斉藤:僕は呂太くんの役をやってみたかったです。とっても魅力的な役ですよね。自由人じゃないですか、マイペースで。でも、年齢的にも無理ですから。
若村:斉藤さん、ふだんは自由人ですよね?
斉藤:ええっ!? これでも我慢してるんだよ。
――(笑)。たしかに呂太くんは話し方も独特で、渡部さんがこのメンバーの中で落ち着いたトーンで話されているのが不思議な感じがします。
渡部:そうですよね。とにかく呂太はハイテンションすぎるので、僕は宇佐見さんみたいに冷静な役が羨ましいです。科捜研の中央でみんな一緒に話している時も、宇佐見のような話し方で話してみたいなぁと5年間ずっと思っていました。呂太で話していると、ずーっと暑いんですよ。テンションが上がっているので(笑)。
石井:僕は、科捜研のメンバーになりたいです。ドラマがはじまると「ピーポーピーポー」とサイレンが鳴って、科捜研のメンバーが主題歌とともにスローでやってくるんですよ。そこで、もしも土門さんと自分(蒲原)がスローで来たらおもしろいなって(笑)。でも実は、今回のシーズンにマリコさんと土門さんと蒲原の3人で、スローで現場に歩いてくるシーンがあったんです。
渡部:叶ったんだね。
石井:そう、夢が叶いました! ありがとうございます。
――同じく刑事役の内藤さんはいかがでしょうか?
内藤:どうなんだろうなぁ……でも、科捜研には向いてないと思いますよ。声がデカいので(笑)。イメージ的にもそうでしょうけど、僕はアクティブな側ですからね。細かい作業は無理じゃないですか? 顕微鏡とか、バーンッて投げちゃいそうじゃないですか。
一同:(笑)。
内藤:ただしですね、ここは一つ言っておきたいんですけど、「昔、違う役をやってましたね」とよく言われるんですよ。これは武藤要という科捜研のメンバーの役なんですけど、彼は死んだわけじゃなくて、4年前にはひとつのドラマに2人(武藤と土門)が登場しているんです(『科捜研の女スペシャル』/2018年)。だから、彼が復活すれば僕は今でも科捜研メンバーになれるわけですね。ちなみに、その役では声もちっちゃかったです(笑)。あと一つ。これは何度も言いましたけど、その時のギャラは1人分でした。科捜研には“2役やってもギャラは1人分”というルールがあります。だからなにってわけじゃないですけどね(笑)。
――ありがとうございました(笑)。では、最後に沢口さんから視聴者の方へメッセージをお願いします。
沢口:いよいよシーズン21の最終回を迎えます。史上最大の敵、美村里江さん演じる高度な技術を駆使する怜悧な人物に、メンバーみんなで挑んでいきます。そして、これは初めてのことですが土門さん蒲原さん、メンバーひとりひとりからからマリコに語られる言葉があります。それを受けてマリコが最後に何を伝えるのでしょう。どうぞご期待ください!
■放送情報
『科捜研の女 season21 最終回スぺシャル』
テレビ朝日系にて、4月7日(木)20:00~21:48放送
出演:沢口靖子、内藤剛志、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、渡部秀、山本ひかる、西田健、石井一彰ほか
ゼネラルプロデューサー:関拓也(テレビ朝日)
プロデューサー:藤崎絵三(テレビ朝日)、中尾亜由子(東映)、谷中寿成(東映)
監督:森本浩史
脚本:戸田山雅司
制作:テレビ朝日/東映
(c)テレビ朝日