『カムカムエヴリバディ』川栄李奈が流暢過ぎる英語を披露 気になる“恐怖の大王”の正体

『カムカム』気になる“恐怖の大王”の正体

 地道な努力を続けていると、ある日突然その効果を実感する瞬間が訪れる。衰退の一途を辿る時代劇を救うべく、英語の勉強を続けていたひなた(川栄李奈)は、回転焼きを買いに商店街へやってきた英会話講師のメアリー(ケイト・J)と再会。初恋の相手・ビリー(幸本澄樹)とうまく喋れず、苦い経験をした小学生の頃とは一転、溢れる思いを流暢な英語で表現することができた。

 一方、音楽活動を再開した錠一郎(オダギリジョー)の夢もついに実現。るい(深津絵里)を連れて、遠いアメリカの地へ飛び立った。額の傷を隠すように伸ばしていたるいの髪もベリーショートになり、彼女が心に負った傷も少しずつ癒されているようだ。

 しかし、色んなことがうまく回り始めた矢先にノストラダムスが地球滅亡を予言した年が到来。『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)第100話では、1999年7の月に空から降ってくるという“恐怖の大王”に怯えるひなたの姿が描かれた。

 1999年といえば、NHK教育テレビの『おかあさんといっしょ』で歌われた「だんご3兄弟」が大ヒットした年。ブームに乗っかろうとこの時期、全国の団子屋がこぞって1串3つの団子を販売したそうだ。「およげたいやきくん」の恐怖再び。大月はまたもや売上減少の危機に晒され、ひなたは吉右衛門(堀部圭亮)の幼い頃に瓜二つな小夜吉(中川聖一朗)にも「どうか挫けずにおきばりやす」と同情たっぷりに励まされる始末だ。

 そんな彼女の元に榊原(平埜生成)からビックニュースが届く。ハリウッドの映画会社が日本の江戸時代を舞台にした作品製作のために視察で映画村を訪れるというのだ。みるみる英語が上達しているひなたに、榊原は映画村の案内を頼む。ちゃんと部下の熱意や努力を評価して、力を試す場を積極的に与える榊原はやはり理想の上司だ。「たとえ7年後に地球が滅亡するとしても、僕は今、映画村の来場者数を増やしたい」と言い切った頃と今も変わらず、実直に仕事に励んでいる。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる