黒島結菜「美味しそうに食べているシーンを観て」 『ちむどんどん』食事シーンをアピール
4月11日から放送開始となるNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』のオンライン会見が3月18日に行われ、黒島結菜、仲間由紀恵、大森南朋、稲垣来泉が出席した。
朝ドラ第106作目となる本作は、個性豊かな沖縄四兄妹の、本土復帰からの歩みを見つめる50年の物語。NHK連続テレビ小説『マッサン』、ドラマ10『昭和元禄落語心中』などを手がけた羽原大介のオリジナル作品で、主人公・比嘉暢子を黒島、暢子の母を仲間、暢子の父を大森、暢子の幼少期を稲垣が演じる。
ドラマの撮影は昨年9月からスタート。第1週、2週の映像を鑑賞したという黒島は、沖縄の自然の美しさや料理の美味しさを伝えつつ、「沖縄の歴史から“こういう世界もあったんだな”と知りながら、家族の温かい物語がスタートしていく。これから本当におもしろいドラマが始まるんじゃないかなと、私自身“ちむどんどん(胸がわくわく)”するような1、2週でした」と期待を寄せた。
仲間は「とにかく子どもたちが本当に素直で可愛くて。沖縄のやんばるの自然の中で、のびのびと育っているところを早く観ていただきたい」と母の顔をのぞかせ、黒島についても「結菜ちゃんが一生懸命明るく頑張っている姿を見ると、本当に暢子のように見えてくる」と太鼓判。
稲垣は「沖縄の大自然の中、海はエメラルドグリーンでとっても綺麗で、朝から心が幸せな気持ちでいっぱいになると思います」と声を弾ませ、「監督といろいろお話しして、暢子の感情を一つ一つ考えながら演じさせてもらいました。ワクワクするような音楽が流れていて、明日も観たいと思ってもらえるような作品」と笑顔を見せた。
主人公の暢子は、沖縄の本土復帰とともに上京し、西洋料理のシェフを目指して修業するというキャラクター。もともと「料理は好きだった」という黒島だが、「レストランで働き始めてからのプロの料理人としての立ち振る舞いが難しい」と不安げな表情も。ペティナイフでにんにくを剥く作業に“プロっぽさ”が出るといい、自宅では「フライパンでこぼさないように塩を振る練習もしている」と奮闘ぶりを明かした。
また得意料理について聞かれ、「稽古でよく作った麩チャンプルーは家でも上手に作れたので、それが得意料理かな」と照れ笑いを浮かべると、仲間が「食べたい!」とにっこり。一方の稲垣は、好きな沖縄料理について「もともとゴーヤが苦手で、“大丈夫かな、食べれるかな”と思ったけど、食べたら全然苦くなくて。今はゴーヤチャンプルーが好きです!」と話して和ませた。
そんな稲垣の芝居を見るため、出番がない現場にも通っていたという黒島は、「家族の雰囲気が、見ているだけで涙が出そうなくらい美しくて。この良いものを引き継いで大人パートに行けるのかなって不安になるくらい、子どもたちが素晴らしかった」と本音を吐露。「来泉ちゃんは、演じているんだけど、ちゃんと暢子として現場にいるし、第1週でお父ちゃんとおそばを踏みながらカチャーシーを踊り出すシーンも本当に素敵。そういうところの素晴らしさを私も表現できたらいいな」と話し、「来泉ちゃんが子ども時代の暢子をやってくれて、私はすごく感謝しています。ありがとね」と、ほほえみ合った。