マーガレット・クアリー演じる主人公の奮闘 『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』90秒予告
5月6日より公開される『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』の90秒予告が公開された。
本作は、本が生まれる現場での日々を印象的に綴ったジョアンナ・ラコフの自叙伝『サリンジャーと過ごした日々』(柏書房)を映画化したもの。サリンジャー担当の女性エージェントと新人アシスタントの実話を描く。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の“プッシーキャット”役で話題を呼んだマーガレット・クアリーが主人公の新米アシスタント・ジョアンナを演じ、女性エージェント・マーガレット役をシガニー・ウィーバーが務める。アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『ぼくたちのムッシュ・ラザール』や『グッド・ライ〜いちばん優しい嘘〜』のフィリップ・ファラルドーが監督を務めた。
90年代、ニューヨーク。作家を夢見るジョアンナ(マーガレット・クアリー)は、老舗出版エージェンシーでJ・D・サリンジャー担当の女上司マーガレット(シガニー・ウィーバー)の編集アシスタントとして働き始める。日々の仕事は、世界中から毎日大量に届くサリンジャーへの熱烈なファンレターを処理すること。小説の主人公に自分を重ねる10代の若者、戦争体験をサリンジャーに打ち明ける退役軍人、作家志望の娘を亡くした母親……心揺さぶられる手紙を読むにつれ、飾り気のない定型文を送り返すことに気が進まなくなり、ふとした思いつきで個人的に手紙を返し始めるが……。ジョアンナは偉大な作家の声を借りていくうちに、自分自身を見つめ直すことになる。友人や恋人との関係について、夢にかける情熱について、そして自分の将来について。“特別”になりたいと願うジョアンナが、自分のストーリーを生きるための1ページをニューヨークで開く。
公開された90秒予告は、スーツケースと身ひとつでニューヨークにやってきたジョアンナが、この街で作家を目指すことを決意するシーンから始まる。老舗出版エージェンシーでアシスタントとして働き始めた彼女の⽇課は、サリンジャー宛の⼤量のファンレターに定型⽂を返信すること。『ライ麦畑』を3回読んだという10代の少年、作家志望の娘を亡くした母親……彼らの情熱に溢れた手紙に心を打たれ、「きちんと返事をすべき」と上司マーガレットに意⾒をするも、一蹴されてしまう。そんな雑務に追われる毎日で夢を見失いそうになったときに、電話を受け取った相手はあのサリンジャーだった。彼は電話口で「作家になりたいなら毎日書くんだ」とジョアンナにアドバイスをする。
さらに映像の後半では、「サリンジャー本人に手紙を渡してよ」と迫る女子学生も登場。思い悩んだジョアンナがとったある驚きの行動とは。そして、失敗を繰り返しながらも、日々成長していくジョアンナの姿をそっと見守る上司マーガレットが、最後に「あなたには夢があるのね?」と問いかけるその言葉の真意とは。
■公開情報
『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』
5月6日(金)新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
監督・脚本:フィリップ・ファラルドー
原作:『サリンジャーと過ごした日々』(ジョアンナ・ラコフ著/柏書房/井上里訳)
出演:マーガレット・クアリー、シガニー・ウィーバー、ダグラス・ブース、サーナ・カーズレイク、ブライアン・F・オバーン、コルム・フィオールほか
配給:ビターズ・エンド
提供:カルチュア・パブリッシャーズ、ビターズ・エンド
2020年/アイルランド・カナダ合作/101分
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