木幡竜主演映画『生きててよかった』に今野浩喜、柳俊太郎ら出演へ ポスター&予告編も

 木幡竜主演映画『生きててよかった』の予告編とポスタービジュアルが公開され、あわせて全キャストが発表された。

 自身もプロボクサーという経歴を持つ木幡が、年齢と身体の限界を超えてもなお、闘い続けることしか生きる価値を見出せない元ボクサーの主人公・創太を演じる本作。木幡は、プロボクサー、サラリーマンを経て、オーディションで出演を勝ち取った中国映画『南京!南京!』で俳優として高い評価を得ると、単身中国に渡り中国語を学びながら、翌年にはアンドリュー・ラウ監督の『レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳』でドニー・イェン、スー・チー、アンソニー・ウォンらと並び、悪玉のトップを演じた。以降、中国を拠点に様々な映画やドラマに出演し、佐藤健主演の映画『サムライマラソン』では長谷川博己の敵役、綾野剛主演のドラマ『アバランチ』(カンテレ・フジテレビ系)では、綾野の敵役を務めた。

 監督・脚本を務めたのは、自身の境遇や経験をもとに手がけた『くそガキの告白』がゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞ほか4冠を獲得した鈴木太一。

 公開されたポスタービジュアルは、木幡演じる主人公・創太の傷だらけの顔面に、「生きててよかった」というタイトルロゴが大きくあしらわれたデザインになっている。

映画『生きててよかった』本予告

 一方の予告編は、ボクシングに人生のすべてを懸けてきた創太が、勢いよく繰り出す反撃もむなしく顔面に強烈なパンチを食らうKOシーンから始まる。長年恋人として支えてくれた幸子との結婚を機にボクサーを引退し第2の人生を歩もうとするが、厳しい現実を突きつけられ悶々とした日々を過ごす。そんな中、自身のファンだと名乗る謎の男から地下格闘技のオファーを受け、一度きりの思いで誘いに乗った創太だったが、空っぽの自分を埋めるようにふつふつとアドレナリンが沸き立ち、忘れかけた興奮が蘇っていく。ラストカットでは、「嘲笑え、闘いに魂を喰いつくされた姿を――」というコピーとともに、狂気をも感じる創太の不敵な笑みが映し出されている。

 あわせて発表されたキャストは総勢6名。創太の幼なじみで恋人の幸子役に鎌滝恵利、同じく創太の幼なじみの松岡健児役で、鈴木監督作『くそガキの告白』で主演を務めた今野浩喜の出演が決定した。さらに、創太を不当な地下格闘技の世界へと誘う謎の男役に柳俊太郎、松岡の妻役で長井短、創太のボクシングジムの会長役で火野正平、創太の母親役で銀粉蝶が出演する。

 また、エンディングテーマには、betcover!!による楽曲「NOBORU」が決定した。

※柳俊太郎の「柳」は旧字体が正式表記。

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■公開情報
『生きててよかった』
5月13日(金)新宿武蔵野館ほか全国公開
主演:木幡竜、鎌滝恵利、今野浩喜、柳俊太郎、長井短、火野正平、銀粉蝶
監督・脚本:鈴木太一
アクション監督:園村健介
製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ
(c)2022 ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト:happinet-phantom.com/ikiteteyokatta
公式Twitter:@ikitete_movie

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