『相棒』反町隆史演じる冠城亘最後の事件は2週連続SP 木村佳乃、柄本明ら出演

『相棒』反町隆史、前後篇スペシャルで卒業へ

 『相棒 season20』の反町隆史演じる冠城亘のラストエピソードとなる「冠城亘最後の事件―仇敵」が、テレビ朝日系で3月16日より2週連続・前後篇スペシャルとして放送される。

 2000年に『土曜ワイド劇場』の一作として誕生した『相棒』シリーズ。2021年10月にスタートした『season20』では、2015年以来、7年にわたって関係性を築いてきた杉下右京(水谷豊)と冠城の最終章が描かれる。

 2015年10月14日放送の『season14』第1話で、法務省のキャリア官僚として登場した冠城。人事交流の一環で警視庁に出向してきた当初は“お客様扱い”され、右京からも“単なる同居人”と呼ばれていた。しかし、ともにさまざまな事件の捜査に当たるうち、右京に興味を抱いた冠城は『season15』で法務省を辞し、自ら志願して特命係へ。以降、右京と冠城それぞれの正義が摩擦を起こす場面がありながらも、2人は深い信頼で結ばれていった。

 そんな冠城が最後に挑む事件は、かつて大物政治家・鑓鞍兵衛(柄本明)への襲撃事件を引き起こした男・京匡平の出所からはじまる。鑓鞍を“仇敵”として恨み続ける彼は、獄中でリベンジを誓っていた。京は本当に鑓鞍を再襲撃するつもりなのか。折しも、総選挙間近で さまざまな人物の思惑が入り乱れる中、特命係は彼の仇討ちを阻止することができるのか。

 この前後篇には過去、特命係と駆け引きを繰り広げ、冠城とも深い因縁のあるキャラクターが総登場。政界への返り咲きを狙う元衆議院議員・片山雛子(木村佳乃)、冠城の元上司であり、特命係を敵視する法務省法務事務次官・日下部彌彦(榎木孝明)、敵か味方かわからない“怪物”鑓鞍、その鑓鞍の後ろ盾で内閣情報調査室トップに上り詰めた社美彌子(仲間由紀恵)らが物語に関わってくる。

 また、京の恩人・王隠堂鷹春役で勝野洋、その娘・美馬役で酒井美紀がゲスト出演することも発表された。

 さらに、冠城の卒業に向けて、3月7日からテレビ朝日系『ゴゴワイド』枠にて、これまでの右京と冠城の歩みを振り返ることのできる「冠城亘セレクション」の放送も決定した。

 そして3月2日には、第17話『米沢守再びの事件』が放送される。名物キャラ・米沢守(六角精児)が、4年4カ月ぶりに『相棒』の世界に登場。久しぶりに右京、冠城、米沢の3人がタッグを組み、存続の危機に立たされたローカル鉄道をめぐる事件に挑んでいく。

■放送情報
『相棒 season20』
テレビ朝日系にて、毎週水曜21:00~21:54放送
出演:水谷豊、反町隆史、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、浅利陽介、田中隆三ほか
脚本:川﨑龍太
監督:権野元
音楽:池頼広
制作:テレビ朝日/東映
(c)テレビ朝日
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