Netflixドラマから日本のゲームや朝ドラまで 『ゴーストバスターズ』がシーンに与えた影響

『ゴーストバスターズ』がシーンに与えた影響

日本のカルチャーシーンに与えた影響

 本作が与えた影響の痕跡はアメリカだけでなく、日本のカルチャーシーンにも見受けられる。例えば、2001年から任天堂よりリリースされている『ルイージマンション』シリーズは、ルイージが掃除機「オバキューム」を使ってオバケ退治をするといった内容から、『ゴーストバスターズ』を想起しながらプレイする者も少なくない(ちなみに任天堂・宮本茂氏はインタビューにおいて、「私は『ゴーストバスターズ』のファンですが、『ルイージマンション』のインスピレーション源ではありませんでした」と答えている)。※1

 また、2013年に放送され、日本で社会現象を巻き起こしたNHK連続テレビ小説『あまちゃん』内で、登場人物の大吉(杉本哲太)が、たびたび『ゴーストバスターズ』のテーマを歌唱する場面があったことも印象深い。これも、日本の朝に欠かせない国民的ドラマの登場人物による“想い出”のモチーフとして用いられるまでに大きい本作の影響力をはかり知れるところだろう。

33年ぶりに公開される続編

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』

 『ゴーストバスターズ』(1984年)、そして続編『ゴーストバスターズ2』(1989年)から長い年月を経て、公開される『ゴーストバスターズ/アフターライフ』。

 1、2作目を手がけたアイヴァン・ライトマンの息子、ジェイソン・ライトマンがメガホンを受け継ぎ製作された本作は、ジェイソン・ライトマンが「これまでの『ゴーストバスターズ』シリーズと同様に、本作もゴースト退治を通じてはみ出し者たちが自分の居場所と英雄的な瞬間を見出す物語になっているよ」と語る通り、ストーリーそのものもオリジナルとの繋がりを感じさせる内容となっている。※2

 また、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』内でゴーストバスターズに扮していたマイク役のフィン・ヴォルフハルトがメインキャラクターを演じている点も心躍らせる要素となる本作に、期待が高まる。

参照

1.https://abcnews.go.com/Technology/mario-creator-explores-luigis-mansion-dark-moon/story?id=18790574#.UVLvpxd7Lni
2.https://www.cinemacafe.net/article/2022/01/16/76783.html

■放送情報
『ゴーストバスターズ』
日本テレビ系にて、2月4日(金)21:00〜22:54放送
監督・製作:アイヴァン・ライトマン
製作総指揮:バーニー・ブリルスタイン
脚本:ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス
撮影:ラズロ・コバックス、A.S.C.
音楽:エルマー・バーンスタイン
作詞・歌:レイ・パーカー・Jr.
出演:ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、シガニー・ウィーバー、ハロルド・ライミス、リック・モラニス、アニー・ポッツ、アーニー・ハドソン
1984年/アメリカ
(c)1984 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

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