『ようつべ娘』金子ノブアキが主体的に恋愛する大人の男性を好演 三角関係に進展も?

『ようつべ娘』信役・金子ノブアキが好演

「行動しないでグチグチ言ってる人に幸せがやってくると思いますか? 僕は挑戦した人だけが最高の人生を送れると思うんです」

「じゃあもっともがけばいいんじゃないですか? だってそんなの他人が決めるもんじゃない。自分が最高って思えたらそれはもう最高の人生です」

 高校の同窓会に久々に参戦し、夢を叶えた者、当時とはかけ離れたところにいる人、様々な“これまで歩んできた道”の現時点での答え合わせを見て、自身の現在地を改めて見直した主人公・平千紗(佐々木希)。そんな千紗に登録者数100万人越えの人気ユーチューバー・TAKTAK(戸塚純貴)が、“何者でもなかった自分”を振り返り、冒頭のエールを送った『ユーチューバーに娘はやらん!』(テレビ東京系)第3話。TAKTAKのこの言葉は「少なくとも自分は自分を認めてあげたい」とこぼしていた千紗には、まさにぶっ刺さるものだっただろう。

 千紗の企画商品「ご褒美ブラ」に爆売れをもたらすことになったYouTube動画での公開告白は、そのままテレビ局員・榎本信(金子ノブアキ)にとってはライバル宣言となり、千紗の甥っ子を通して平家の食卓にすんなり上がり込んでいるTAKTAKは、既にかなりリードしているように思える。YouTube動画を始めたばかりの頃のギター弾き語り動画などTAKTAK曰く“黒歴史”時代の動画が、巡り巡って今の千紗を笑顔にしているのも素敵だ。

 それと同じように、実は信も千紗と出会う前から彼女に寄り添い励ましていたことが明かされる。千紗が人生で一番落ち込んだことがあった時に元気をもらったテレビ東洋の深夜番組とは、まさに信が目を留めていたディスク『Re:LIVE(リライブ)~蘇る挑戦者たちの記録~』で、おそらく信が若かりし頃に企画した番組なのだろう。

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