第93回アカデミー賞国際長編映画賞フランス代表 『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』4月公開

 第93回アカデミー賞国際長編映画賞フランス仏代表に選出されたフランス映画『Deux(原題)』が、『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』の邦題で4月8日より公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルと予告編が公開された。

 本作は、監督・共同脚本を務めたフィリッポ・メネゲッティの長編監督デビュー作。社会の障壁の中で、愛する人との自由な生活を取り戻すために闘う女性たちをサスペンスフルに描き出す。

 第46回セザール賞新人監督賞を受賞したほか、最優秀女優賞、脚本賞にノミネートされ、同年のリュミエール賞では新人監督賞と最優秀女優賞受賞の3冠を獲得。さらに、第93回アカデミー賞国際長編映画賞ショートリストに選出、ゴールデングローブ賞非英語映画賞にもノミネートされた。

 南仏モンペリエを見渡すアパルトマン最上階、向かい合う互いの部屋を行き来して暮らす隣人同士のニナとマドレーヌは、実は長年密かに愛し合ってきた恋人同士。マドレーヌは不幸な結婚の末に夫が先立ち、子供たちもいまは独立、家族との思い出の品や美しいインテリアに囲まれながら心地よく静かな引退生活を送っている。2人の望みはアパルトマンを売ったお金で共にローマに移住すること。だが、子供たちに真実を伝えられないまま、時間だけが過ぎていく。そして突如マドレーヌに訪れた悲劇により、2人はやがて家族や周囲を巻き込んで、究極の選択を迫られることになる。

 ニナ役を『ハンナ・アーレント』のバルバラ・スコヴァ、マドレーヌ役を『マリー・アントワネットに別れをつげて』のマルティーヌ・シュヴァリエが演じるほか、マドレーヌの娘アンヌ役に『ジュリアン』のレア・ドリュッケールが扮する。

 公開された日本版オリジナルポスターでは、ニナとマドレーヌが並んで本を読む穏やかな一場面、微笑み合う2人に続き、一人孤独にベンチに座るニナの後ろ姿が並び、「夢にまで見た最期の計画。あたりまえと思っていた日常が消えた。」とコピーが添えられている。

映画『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』予告編

 あわせて公開された予告編は、60年代のヒット曲「愛のシャリオ」で幕を開ける。ローマへの移住計画を目前に控えた2人の幸せな日常が、マドレーヌを襲った悲劇により一変する様子が捉えられている。

20220128_futarino_01
20220128_futarino_07
20220128_futarino_06
20220128_futarino_05
20220128_futarino_04
20220128_futarino_03
20220128_futarino_02
20220128_futarino_08
20220128_futarino_09
20220128_futarino_logo
20220128_futarino_1
previous arrow
next arrow
20220128_futarino_01
20220128_futarino_07
20220128_futarino_06
20220128_futarino_05
20220128_futarino_04
20220128_futarino_03
20220128_futarino_02
20220128_futarino_08
20220128_futarino_09
20220128_futarino_logo
20220128_futarino_1
previous arrow
next arrow

■公開情報
『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』
4月8日(金)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
監督:フィリッポ・メネゲッティ
脚本:フィリッポ・メネゲッティ、マリソン・ボヴォラスミ
共同脚本:フロランス・ヴィニョン
出演:バルバラ・スコヴァ、マルティーヌ・シュヴァリエ、レア・ドリュッケール、ミュリエル・ベナゼラフ、ジェローム・ヴァレンフラン
配給:ミモザフィルムズ
後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本、在日ルクセンブルク大公国大使館、ベルギー大使館
2019年/フランス=ルクセンブルク=ベルギー/フランス語/95分/カラー/2.39:1/5.1ch/字幕:齋藤敦子
(c)PAPRIKA FILMS / TARANTULA / ARTÉMIS PRODUCTIONS - 2019
公式サイト:http://deux-movie.com

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ニュース」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる