『ナイル殺人事件』日本版声優に広瀬彰勇、中村悠一、甲斐田裕子、津田健次郎らが参加

『ナイル殺人事件』吹替版に広瀬彰勇ら決定

 2月25日公開の映画『ナイル殺人事件』の日本版声優として、広瀬彰勇、中村悠一、甲斐田裕子、津田健次郎、 森千晃らの出演が決定した。

 本作は、アガサ・クリスティの『エルキュール・ポアロ』シリーズ『ナイルに死す』を映画化したミステリー。前作『オリエント急行殺人事件』に続き、ケネス・ブラナーが監督・主演を務め、再びエルキュール・ポアロを演じる。そのほか、『ワンダーウーマン』のガル・ガドットらが出演。製作総指揮にはリドリー・スコットが名を連ねている。

 今回ポアロが難事件に挑む舞台は、エジプトのナイル川を行く豪華客船。大富豪の美しき娘の新婚旅行中に、クルーズ船内で連続殺人事件が起きる。容疑者は、結婚を祝うために集まった乗客全員。豪華客船という密室で、誰が何のために殺したのか。ポアロの人生を大きく変えた衝撃の真相が描かれる。

 主人公の名探偵ポアロの声を担当するのは、劇団四季出身で数々の映画やドラマ、洋画の吹き替え声優を務めるなど幅広く活躍している広瀬。愛と欲望が絡み合う複雑な難事件を描く本作について、広瀬は「前作、『オリエント急行殺人事件』に引き続きケネス・ブラナー氏自らの監督による本作はエジプトの美しい背景を舞台に愛憎渦巻くサスペンスが展開し、人間の愛と欲望を深く掘り下げた脚本が見事です。『私は知っています......愛のために......人は...人を殺す』ポアロの言葉が21世紀の現代を生きる我々にも突き刺さる気がします」と見どころを明かした。

 前作に引き続き登場するポアロの友人ブーク役は、人気アニメ作品のキャラクターを数多く演じている中村が続投。「前作ではいいポジション取りをしていたブーク。彼が今作また登場できると聞いて、今度は一体どんな役割なんだろ? と思っていましたが……!? 驚きのドラマの連続でドキドキワクワクしていただけること間違いなしだと思います! お楽しみに」とコメント。

 莫大な資産を相続した大富豪の娘リネットの声を担当するのは、『ワンダーウーマン 1984』でもガル・ガドットの声優を務めている甲斐田。リネットは夫サイモンとクルーズ船の新婚旅行に訪れるが、ある晩何者かに殺されてしまい、第一の殺人事件の被害者となる。甲斐田は、「ガル・ガドット演じるリネットは芯があり賢く優しさも持ち合わせています。ただ資産家ゆえに人を信じられない恐怖と弱さを隠し持つ。その辺りを損なわないように演じようと心掛けました。原作とは設定が少しずつ変化しているので、話を知っている人にも楽しんでもらえると思います」と、原作との違いを楽しんでもらいたいと語る。

 リネットの夫サイモンの声を担当するのは津田。サイモン役として参加できたことを光栄と語る津田は、「サイモンは美しさと力強さを同居させた魅力のあるキャラクターだと思っております。名匠ケネス・ブラナーの描く華やかな上流社会の中で更にサイモンは輝きます。エジプトの壮大な景色の中で繰り広げられる華やかで残酷な名作ミステリー、どうぞお楽しみに」とサイモンの魅力と共に、難解なミステリーの魅力にも言及した。

 リネットの親友でサイモンの元婚約者の“謎めいた恋人”ジャクリーンを演じるのは、数々のアニメや洋画の吹き替えを担当している森。森は「私の中で、現実では関わり合いたくない人、作中No.1はジャクリーンです。心底悪い人間では無いと思うのですが、何をするかわからなくて恐ろしい…...だからこそ映画の中ではとっても魅力的で、目が離せない存在になっています」とジャクリーンの魅力を明かした。

 そして他にも事件に関わる重要な人物たちの日本版声優が決定。敏腕マネージャーのロザリーを早見沙織、結婚式でパフォーマンスするために雇われた華麗なるシンガー、サロメを桜井ひとみ、ブークの過保護な母親ユーフェミアを榊原良子、リネットの名付け親であり後見人でもあるスカイラーを小宮和枝、スカイラーの看護師で株の大暴落で資産を失った過去を持つバワーズを一龍斎春水、リネットの友人として結婚式に出席する医師ドクター・ウィンドルシャムを川島得愛、リネットの財産管理人アンドリューを内田岳志、リネットのメイドで自身も上流階級の仲間入りをしたいと強く願うルイーズを潘めぐみがそれぞれ演じる。

コメント

広瀬彰勇(名探偵ポアロ役)

今回、ケネス・ブラナー扮するエルキュール・ポアロの吹き替えを担当させて頂き大変光栄に感じております。前作、『オリエント急行殺人事件』に引き続きケネス・ブラナー氏自らの監督による本作はエジプトの美しい背景を舞台に愛憎渦巻くサスペンスが展開し、人間の愛と欲望を深く掘り下げた脚本が見事です。『私は知っています......愛のために......人は...人を殺す』ポアロの言葉が 21 世紀の現代を生きる我々にも突き刺さる気がします。私も観客として公開を待ち望んでおりました。是非映画館のスクリーンで堪能して貰いたい大作です。

中村悠一(ポアロの友人ブーク役)

前作ではいいポジション取りをしていたブーク。彼が今作また登場できると聞いて、今度は一体どんな役割なんだろ?と思っていましたが…...!? 驚きのドラマの連続でドキドキワクワクしていただけること間違いなしだと思います!お楽しみに。

甲斐田裕子(大富豪の娘リネット役)

原作のリネットは、美しくも高慢で周りから厭われていますが、ガル・ガドット演じるリネットは、芯があり賢く優しさも持ち合わせています。ただ資産家ゆえに人を信じられない恐怖と弱さを隠し持つ。その辺りを損なわないように演じようと心掛けました。原作とは設定が少しずつ変化しているので、話を知っている人にも楽しんでもらえると思います。また、さすがケネス・ブラナー、シェイクスピアの「アントニーとクレオパトラ」の引用が散りばめられています。ご期待下さい!

津田健次郎(リネットの夫サイモン役)

アガサ・クリスティの名作を映画化した「ナイル殺人事件」にサイモン役で参加させて頂き光栄です。サイモンは美しさと力強さを同居させた魅力のあるキャラクターだと思っております。名匠ケネス・ブラナー監督の描く華やかな上流社会の中で更にサイモンは輝きます。そんなサイモンの魅力を日本語でお伝え出来る様に、細かいニュアンスにもこだわり丁寧に演じさせて頂きました。エジプトの壮大な景色の中で繰り広げられる華やかで残酷な名作ミステリー、どうぞお楽しみに。是非劇場でご覧下さい。

森千晃(謎めいた恋人ジャクリーン役)

私の中で、現実では関わり合いたくない人、作中 No.1はジャクリーンです。心底悪い人間では無いと思うのですが、何をするかわからなくて恐ろしい...だからこそ映画の中ではとっても魅力的で、目が離せない存在になっています。そんなジャクリーンがどんな行動に出るのか、最後まで楽しんでいただければ幸いです!

■公開情報
『ナイル殺人事件』
2月25日(金)全国ロードショー
出演:ケネス・ブラナー、ガル・ガドット、アーミー・ハマーほか
監督:ケネス・ブラナー
脚本:マイケル・グリーン
製作:リドリー・スコット、マーク・ゴードン、サイモン・キンバーグ、ケネス・ブラナー、ジュディ・ホフランド
製作総指揮: マシュー・ジェンキンス、ジェームズ・プリチャード
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)2022 20th Century Studios. All rights reserved
公式サイト:Movies.co.jp/Nile-movie

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