綾野剛×横浜流星が語り合う、叶えられるべくして叶った初共演 2人にとっての“挑戦”とは
挑戦とはベースにあるもの
――挑戦的な作品ですが、おふたりが表現者として“挑戦”に対して抱いている思いはありますか?
綾野:おいしくご飯を食べることですかね。
――それは?
綾野:別に大それた食事のことではなく、生きるために食べているものを美味しく感じていれば、きっと挑戦できているのだと思います。ご飯が美味しくなくなったら、いい状態じゃない。
横浜:人間、いつ何があるか分かりませんし、後悔はしたくないので、日々挑戦し続けたいとは思っています。挑戦しなければ何も始まらないですし、自分に満足していたくない。したら終わると思っているので、たくさん失敗して、挑戦していきたいと思っています。
綾野:たぶんみなさんも一緒だと思うんです。ただ僕らの職業は、踏み込むような姿勢が見えやすい。だからいかにも挑戦しているように映るかもしれません。でも挑戦というのは呼吸のように常にベースにあるものだと思います。そして毎回恥をかく。たとえば流星は空手をやっているけれど、苦手なスポーツはある?
横浜:球技ですね。
綾野:たとえば野球のピッチャーの役がきたら、はじめの2〜3カ月はずっと恥をさらすことになる。それも第三者というより、自分自身に対して、「あれ、俺ボールも投げられないの?」となる。役を作っていくとは、恥を知っていくことから始まり、恥を認め、そして凌駕していくための日々の努力のような気がします。俳優という仕事は、毎回違う役と向き合うことになるので、そうした経験が多くなるのかもしれません。羞恥心と挑戦の豊かさというか。そして僕はこの仕事をしていなければ、横浜流星という役者には会っていなかったでしょうし、藤井道人監督も、米倉涼子さんもそう。常に襟を正されるような環境にいさせてもらっているからこそ、まずはご飯を美味しく食べるみたいなことに行きつくんじゃないかなと思います。
横浜:剛さんのお話をこうして聞くたびに、自分には見えていないものや、考えのボキャブラリーのようなものに驚きます。もちろん経験値もあると思いますが、ただ年齢を重ねるだけでは剛さんのようにはなれない。僕は空手だけ、それ以外何もやってこなくて、頭が固いので、剛さんのようにいろんな角度から物事を考えられるようになりたいですね。
■配信情報
Netflixシリーズ『新聞記者』
Netflixにて独占配信中
監督:藤井道人
出演:米倉涼子、横浜流星、吉岡秀隆、寺島しのぶ、吹越満、田口トモロヲ、大倉孝二、田中哲司、萩原聖人、柄本時生、土村芳、小野花梨、橋本じゅん、でんでん、ユースケ・サンタマリア、佐野史郎、綾野剛
脚本:山田能龍、小寺和久、藤井道人
音楽:岩代太郎
撮影:今村圭佑
照明:平山達弥
録音:根本飛鳥
美術:部谷京子
衣装:宮本まさ江
編集:古川達馬、前田径成
エグゼクティブプロデューサー:坂本和隆、高橋信一
企画・プロデュース:河村光庸
プロデューサー:佐藤順子、山本礼二
制作プロダクション:スターサンズ
製作:Netflix
Netflix作品ページ:https://www.netflix.com/新聞記者
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2月13日(日)