戸塚純貴は佐々木希にどんな影響をもたらす? 『ようつべ娘』"ソロ披露宴"のその後

『ようつべ娘』"ソロ披露宴"のその後

 主人公・平千紗(佐々木希)を巡るテレビ局員・榎本信(金子ノブアキ)と登録者数100万人越えの人気ユーチューバー・TAKTAK(戸塚純貴)のバトルが幕開けし、TAKTAKが一歩リードして終わった『ユーチューバーに娘はやらん!』(テレビ東京系)第2話。

 新郎不在の前代未聞の“ソロ披露宴”決行後、職場でも腫れ物に触るように扱われ、さらには千紗が企画した商品「ご褒美ブラ」は全く売れず店頭から撤去されてしまう。仕事もプライベートも八方塞がりの彼女に、信は「会社員が自分のやりたいことをやるってなかなか難しいですよね」と共感を示し、一方TAKTAKは「企画は良いと思います。なんで諦めちゃうんですか?」「ショップの人が要らないって言ったらそこで終わっちゃう訳?良い企画って信じてるんでしょ?じゃあそれやらなきゃダメだよ。やりたいこと曲げちゃ」と正反対の見解を示し、諦めモードな千紗をけしかけた。

 ユーチューバーのようにはいかないと言い返す千紗に「職業は関係ない」と言い切るTAKTAK。彼が、これからどんどん千紗や信の仕事や恋愛に対する思い込みや先入観を取っ払っていってくれそうだ。現に「一人で披露宴やっちゃう千紗さん、格好良かったですよ」とたった一人家族以外で彼女の“ソロ披露宴”を「格好良い」と言ってくれ支持してくれたTAKTAKの言葉に、彼女はどれだけ救われたことだろうか。

 TAKTAK役を演じる戸塚純貴は、『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(日本テレビ系)で喧嘩っ早いが純粋な不良少年の森生(杉野遥亮)のヤンキー仲間・花男役を好演していたのが記憶に新しい。面倒見が良く周囲をよく見渡せている心優しい花男は最終的に好きな相手と結ばれるものの、最初は人知れず一方的に片想いをする側として描かれた。相手が全く別の人に好意があることに気づきながらもずっと側で見守る片想い中の彼の何気ない視線、言いたい言葉を飲み込んだのであろう姿には思わず応援したくなってしまうような愛おしさ、人間味が溢れていた。そんな戸塚が、本作で演じるユーチューバーは常識や世間体に囚われず自分の思いをそのまま口にでき行動に移せるマイワールドを持ち合わせている。マイペースでポーカーフェイス、“私生活”を惜しげもなく公開しているはずなのに、実のところ彼のプライベートは謎に包まれているような掴みどころのないTAKTAKがこれからどんな恋模様を繰り広げてくれるのか楽しみだ。

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