林遣都との再会は悲劇の序章? 波瑠主演『愛しい嘘』で金曜夜が考察に忙しくなる予感

『愛しい嘘』林遣都との再会は悲劇の序章?

 波瑠主演の金曜ナイトドラマ『愛しい嘘~優しい闇~』が1月14日よりテレビ朝日系で放送される。

 本作は、無料マンガアプリ『Palcy(パルシィ)』で連載中の愛本みずほによる人気漫画『愛しい噓 優しい闇』を実写化するラブサスペンスで、これまた金曜夜に考察に忙しくなりそうな予感が今からしている。

 久々の旧友との再会、恋の予感、掘り起こして楽しむタイムカプセル……主人公の今井望緒(波瑠)が参加した卒業後14年ぶりに開催された中学の同窓会でも、これらの“同窓会名物”が見られるようだが、それだけで平穏なままには終わらぬようだ。仲良し6人組との再会の喜びも束の間、どうやらそこでは嘘の付き合いとマウンティングが繰り広げられるようで、その応酬やヒリヒリ感も見応えがありそうだ。

 当時は同じ教室で同じ時間を過ごし思い出を共有していたはずの友人が、今は全く違う道を歩んでいることに頼もしくなると同時に、自分だけ置いてけぼり感を感じ焦燥感を抱いたり、“どこでこうも人生が違ってきたのか……”とどうしたって周囲と比較し、卑屈になってしまったり肩身の狭い思いをしたり、ちょっぴり切なくなる。これもまたある意味、“同窓会あるある”だろう。大人になって住む場所も違えば、タイプカプセルに埋めた未来の自分への手紙通りの理想に近づいている者もいれば、全くそうではない人生を送る人もいる。

愛しい嘘

 タイムカプセルも同窓会もある意味「パンドラの箱」だ。見ないようにしてきた周りとの差や、“自分が選ばなかった、選べなかった人生”の先、自分の中での理想と現実のギャップを突きつけられる。互いに会っていない間の生き方、過ごし方、時間の答え合わせのような側面を帯び、“自分が欲しかったもの、でも手に入れられなかったもの”を引っ提げ合って知らぬ間にどこかで攻撃し合ってしまうのかもしれない。

 本作の場合、そこからさらに「同級生連続不審死事件」にまで発展していくようで、14年前に、また会っていなかった14年間の間に彼らに一体何があったのか、それぞれどんな闇や秘密を抱えているのか。何より犯人は同級生の中にいるのか、動機は何なのか。さらなる「パンドラの箱」が開かれていきそうだ。

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