『明日ちゃんのセーラー服』『ハコヅメ』『東京24区』など、期待の2022年冬アニメ
『ありふれた職業で世界最強』
ライトノベル原作ものでは、シリーズ作品として人気がある『魔法科高校の劣等生』と、『ありふれた職業で世界最強』2nd seasonが注目株。『魔法科高校の劣等生』は佐島勤の同名小説をアニメ化したもので、2014年から2021年にかけてテレビアニメ2作、スピンオフアニメ1作、劇場用アニメ1作が制作された。2021年大晦日に放送された第3期『魔法科高校の劣等生 追憶編』で、待望の続編制作が発表された。主人公の妹で、重度のブラザーコンプレックスの司波深雪が発する「さすがはお兄様です」という台詞がファンの間でもネタとして使われ、「さすおに」とだけ言えば本作を指していることが理解されているほどだ。第4期は今年中の公開となるか不明だが、期待したい作品だ。『ありふれた職業で世界最強』は、小説投稿サイトの「小説家になろう」で白米良が連載していた作品を2019年にアニメ化し、今年2022年にその第2期が始まる。第1期の監督を務めたよしもときんじは昨年50代の若さで惜しくも亡くなっており、『テガミバチ』、『不機嫌なモノノケ庵』の岩永彰監督が2期を引き継いでいる(シリーズ構成とキャラクターデザインは1期と同スタッフが担当)。アニメの共同制作スタジオが1期のWHITE FOXからstudio MOTHERへと変更されたが、果たしてどんな仕上がりになるのか。
『東京24区』
ラノベや漫画の原作を持たないオリジナルアニメ『東京24区』は、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの津田尚克監督を始め、キャラクターデザインに『ハイキュー!!』シリーズや、『デュラララ!!』シリーズ、『かげきしょうじょ!!』などで知られる岸田隆宏、人気ゲーム『Fate/Grand Order』を含めた様々なFateシリーズの音楽を担当している深澤秀行と、スタッフ陣に期待が持てる顔ぶれが集まっている。制作スタジオは前述のCloverWorksなので、本作も要チェックだ。原作つきのアニメと違って、先の展開が読めない、分からないところがオリジナル作品の面白いところだが、東京湾に浮かぶ人工島、通称24区を舞台にした本作品は、どんな方向へ物語が進んで行くのだろうか?
毎シーズン、1クール(全12話から13話ほど )の放送が終了するたびに、観ていて良かったと思えるアニメと、そうでもなかったアニメが常にあるものだが、2022年冬アニメでは、どれぐらい良質なアニメが生まれるのか。ここに挙げられなかったタイトルの中からも、自分なりのアンテナでも面白い作品を探して観ていただきたい。
■放送・配信情報
TVアニメ『明日ちゃんのセーラー服』
1月8日(土)より放送開始
TOKYO MX:1月8日(土)より24:30~
群馬テレビ:1月8日(土)より24:30~
とちぎテレビ:1月8日(土)より24:30~
BS11:1月8日(土)より24:30~
MBS:1月8日(土)より26:08~
BS朝日:1月9日(日)より23:00~
AT-X:1月10日(月)より21:00~
※放送日時は編成の都合により変更となる場合あり
dアニメストアにて最速配信
その他配信プラットフォームでも順次配信開始
キャスト:村上まなつ、雨宮天、鬼頭明里、若山詩音、関根明良、石上静香、石川由依、麻倉もも、田所あずさ、伊藤美来、伊瀬茉莉也、三上枝織、神戸光歩、本渡楓、白石晴香、小原好美、花澤香菜、久野美咲、三上哲、斉藤朱夏
原作:博(集英社『となりのヤングジャンプ』連載)
監督:黒木美幸
シリーズ構成・脚本:山崎莉乃
キャラクターデザイン:河野恵美
サブキャラクターデザイン:川上大志、安野将人
総作画監督:河野恵美、川上大志、安野将人
美術設定:塩澤良憲
美術監督:薄井久代、守安靖尚
色彩設計:横田明日香
撮影監督:川下裕樹(MADBOX)
3Dディレクター:宮原洋平
キャラクターレタッチ:カプセル
編集:齋藤朱里(三嶋編集室)
音楽:うたたね歌菜
音響監督:濱野高年
制作:CloverWorks
オープニングテーマ:「はじまりのセツナ」/歌:蠟梅学園中等部1年3組、作詞・作曲・編曲:杉山勝彦
(c)博/集英社・「明日ちゃんのセーラー服」製作委員会
公式サイト:https://akebi-chan.jp/