『半妖の夜叉姫』とわ×せつなの演奏シーンが尊い　『犬夜叉』に続き八衛門狸の登場も

　もはや一刻の猶予も残されていないせつなにとって、とわの存在は足かせにもなり得る。もちろん、そこには無理をせずとも、とわには普通の日常を送ってほしいという願いもあるだろう。「手を離してもいいんだぞ、とわ」という言葉には、彼女の複雑な心境が滲んでいた。結局、琥珀はせつなだけを連れて、雪乃国での妖怪退治に向かう。心配なのは、麒麟丸の娘・りおんと再会した是露の言葉だ。是露はりおんに、「次に会うときは、お前がご執心のとわが死ぬときだ」という理玖への伝言を伝える。一人残されたとわに危険が迫っているのではないだろうか。

　その頃もろはは、竹千代から頼まれて狸穴島に向かっていた。実のところ竹千代は狸平家の若君だったが、お家騒動で追い出されて「屍屋」で働いていたのだ。今回はお家騒動解決のために故郷へ帰り、用心棒としてもろはを雇った。ここでは『犬夜叉』から引き続き、弥勒の舎弟である阿波の八衛門狸が登場。犬夜叉とかごめが黒真珠の中に封印された後、自身の手で妖狼族の元へ届けたもろはとの再会を喜んだ。八衛門狸の久々の登場にSNSが湧くとともに、狸平家の家老だったことに驚く声も挙がっている。

　琥珀らと共に妖怪退治へ向かうせつなと、是露に命を狙われているとわ、借金返済のため竹千代に助太刀するもろは。しばらくは離れた場所で、3人それぞれが自分の課題と向き合うことになりそうだ。

■放送情報
『半妖の夜叉姫 弐の章』
読売テレビ・日本テレビ系にて、毎週土曜日17:30～放送
監督：菱田正和
シリーズ構成：隅沢克之
メインキャラクターデザイン：高橋留美子
アニメーションキャラクターデザイン：菱沼義仁
音楽：和田薫
アニメーション制作：サンライズ
製作：サンライズ、小学館、読売テレビ
(c)高橋留美子／小学館・読売テレビ・サンライズ 2020
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