キリト「俺はビーターだ」も再び堪能 『劇場版 SAO』は迫力の戦闘シーンがたまらない

『劇場版SAO』「俺はビーターだ」を堪能

 いわゆる“お嬢様”であるアスナがなぜゲーム「ソードアート・オンライン」をしていたのか、そんなお嬢様であったアスナがゲーム内でも屈指の強プレイヤーになったのか、その理由が本作では明らかになっていきます。

 そんなアスナと名バディとなるのが、新キャラクターのミト。キャラクターが非常に多い本シリーズの中でも、もっとも感情移入できるキャラクターだと感じました。仲間のために、誰かのために、と頭では分かっていても、死が目前に迫ったときにどんな行動を取ってしまうのか。そして、取り返しのつかない失敗をしてしまった後に、どう取り返す行動が取れるのか。キリトやアスナとは違う、選ばれた者ではないからこその人間らしい魅力が溢れています。

 そして、2012年で描かれたアニメ1期と同じ敵が登場するものの、圧倒的に違うのが戦闘シーンの迫力。ストーリーは古びていないのに、9年の月日に映像技術の進化が刻まれていました。キリト、アスナ、ミトのそれぞれの武器の動きのなんとなめらかなこと。大迫力のボス戦は、映画館の大スクリーンでこそ堪能できる内容となっています。シリーズを観てきた人も、設定だけ知っていて気になっていた方も入門編としてオススメです。

■公開情報
『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』
10月30日(土)公開
声の出演:松岡禎丞、戸松遥、水瀬いのり
原作・ストーリー原案:川原礫(『電撃文庫』刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:abec
監督:河野亜矢子
アクションディレクター・モンスターデザイン:甲斐泰之
キャラクターデザイン・総作画監督:戸谷賢都
サブキャラクターデザイン:秋月彩、石川智美、渡邊敬介
プロップデザイン:東島久志
美術監督:伊藤友沙
美術設定:平澤晃弘
色彩設計:中野尚美
撮影監督:大島由貴
CGディレクター:織田健吾、中島宏
2Dワークス:宮原洋平、関香織
編集:廣瀬清志
音楽:梶浦由記
音響監督:岩浪美和
音響効果:小山恭正
音響制作:ソニルード
プロデュース:EGG FIRM、ストレートエッジ
制作:A-1 Pictures
配給:アニプレックス
製作:SAO-P Project
(c)2020川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project
公式サイト:https://sao-p.net/
公式Twitter:https://twitter.com/sao_anime

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