橋本環奈、山崎育三郎、与田祐希が見たことのない表情に　今年も恐怖倍増の『ほん怖』

　筆者が今回の4エピソードの中で、視覚的に最も恐怖を感じたのが山崎育三郎が初出演にして初主演を張る『事故物件A』だった。「心理的瑕疵あり」ーー不動産物件で備考欄にそんな記載がある場合は、過去になんらかの問題があった事故物件の証拠。山崎育三郎が演じる野々村陽介は、そんな事故物件に住んでしまう。カウントダウン方式で恐怖の13日間が描かれるわけだが、何度も繰り返される、ある演出がいちいち怖い！　そして、それに本気で怖がるホラーが苦手の山崎。ドラマで一緒になったこともある監督の森脇智延は「初めて見る育三郎さんの姿だ」ともコメントしている（参照：山崎育三郎、『ほん怖』初出演　苦手なホラーに「何度も台本を閉じてしまいました」）。さらに、妹役として堀田真由も出演。後の『言霊荘』（テレビ朝日系）と合わせて、23日はホラードラマ一色、堀田が出演する作品が続くこととなる。

　今回は、稲垣吾郎率いる「ほん怖クラブ」とともに、スタジオゲストも登場。3時のヒロインの3人はドラマパート『だるまさんが転んだ？』にも出演している。そのエピソードは、子供の頃から霊感があるという、ゆめっちの実体験を描いたものだ。3時のヒロインが醸し出す自然体の演技はユニークだが、ラストに待ち受ける“だるまさんが転んだ”はそのオチが想像できたとしても恐怖を感じさせる。

　さらに、スタジオゲストとして、乃木坂46から生田絵梨花、秋元真夏、梅澤美波、与田祐希の4人も出演。与田はドラマパートの『或る学校の七不思議』で、初出演にして初主演を担っている。放課後の教室で興味本位にやったコックリさんをきっかけに、次々と奇妙な現象が小野寺沙希（与田祐希）に降りかかる。乃木坂46からは2016年のエピソード『もう1人のエレベーター』で、生田、生駒里奈、齋藤飛鳥、白石麻衣、西野七瀬が出演したことがあったが、単独では今回の与田が初めて。与田は現在『日本沈没－希望のひと－』（TBS系）に出演中の女優としても期待されるメンバーであり、ホラー作品への初挑戦に注目が集まる。

　ほかにも、放送では『或る学校の七不思議』のタイトルに掛け、ゲストの身にほんとに起きた七不思議エピソードも紹介される。涼しくなった秋の夜長に、今年も『ほん怖』が恐怖を与える。

■放送情報
土曜プレミアム『ほんとにあった怖い話 2021特別編』
フジテレビ系にて、10月23日（土） 21:00～23:10放送

“ほん怖クラブ”リーダー：稲垣吾郎
スタジオゲスト：3時のヒロイン（ゆめっち、福田麻貴、かなで）、乃木坂46（与田祐希、生田絵梨花、秋元真夏、梅澤美波）、下ヨシ子、ほん怖クラブ

『凶音の誘い』
出演：橋本環奈、恒松祐里、山中崇ほか

『事故物件A』
出演：山崎育三郎、堀田真由、山村紅葉ほか

『或る学校の七不思議』
出演：与田祐希、長見玲亜、箭内夢菜、宮世琉弥

『だるまさんが転んだ？』
出演：3時のヒロイン（ゆめっち、福田麻貴、かなで）

原作：『ほんとにあった怖い話』『HONKOWA』（朝日新聞出版）
総合プロデュース：後藤博幸
プロデュース：古郡真也（FILM）
脚本：三宅隆太（『凶音の誘い』）、穂科エミ（『或る学校の七不思議』『だるまさんが転んだ？』）、酒巻浩史（『事故物件A』）
演出：森脇智延（『凶音の誘い』『事故物件A』『だるまさんが転んだ？』）、國武俊文（『或る学校の七不思議』）
制作・著作：フジテレビ第一制作部
(c)フジテレビ
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