マット・デイモンとアダム・ドライバーが直接対決 『最後の決闘裁判』本編冒頭映像公開
10月15日に日米同時公開される映画『最後の決闘裁判』の本編冒頭映像が公開された。
本作は、アカデミー賞脚本賞を受賞した『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』以来のタッグとなるマット・デイモンとベン・アフレックによる脚本を、『ブレードランナー』『オデッセイ』のリドリー・スコットを監督に迎え映画化したもの。
史実としていまだに真相不明なフランス最後の決闘裁判を、事件を告発した被害者(ジョディ・カマー)、被害者マルグリットの夫(マット・デイモン)、訴えられた容疑者(アダム・ドライバー)という登場人物3人の視点で描く。
公開された本編冒頭映像では、デイモン演じる騎士カルージュと、ドライバー演じる従騎士ジャック・ル・グリが、名誉や地位を守るため命を賭けた決闘裁判に挑むシーンが描かれている。
この決闘を一目見ようとフランス中から野次馬が押し寄せ、場内に入りきらない人々が沿道を覆いつくし騒然とする会場には、第4代国王・シャルル6世や、ル・グリを寵愛している、アフレック演じるアランソン伯爵ピエール、両者の家族や親戚、友人たちが勢ぞろいし、固唾をのんで彼らの登場を待ち受ける。鎖帷子の⻑袖とスカート、皮の胴着とクローク、そして皮のキャップ帽に鎖帷子のフード、ヘルメット、ガントレットという総量30キロ近い甲冑を纏い、闘志をみなぎらせながら粛々と準備を進めるカルージュとル・グリ、さらにカルージュが戦いに敗れた瞬間に偽証の罪で火あぶりの刑を受けるカマー演じるマルグリットが黑いドレスに身を包み、意を決して絞首台に上り、戦いの行方を見守る様子が捉えられている。「決闘者どちらも馬上か徒歩で戦うこと。その者が好む武器、防具を用いてよい」という宣言の下、自らが選んだ武器を持ち「行け!」という合図とともに激しくぶつかりあい、世紀の戦いの幕が上がる。
実話に基づいたこの戦いを再現するために用意された武器は、槍、⻑いソード、短いソード、短剣、そして斧。カルージュの短剣が、兵士としての彼の評判にふさわしい素朴なものである一方、ル・グリの⻑いソードは、彼の性格を反映して相手の物よりも派手なものになっている。各武器のカット、彫刻、鋳造、縫い合わせ、すべてが手作業で行われた。決闘の最中にふたりが防御用に使う盾も、決闘中に被る損傷を何テイクも撮影する必要があるため、アップのカメラ撮影用や、いつも同じ場所で壊れるようにデザインされたブレイクアウェイ版、戦闘の各パートにおいてそれぞれ使う異なるバージョンの盾も用意された。どの盾にも、装甲の上に着る刺繍つきのコートと合致する家門の紋章がペイントされている。最終的に50以上の異なる盾、1000以上の武器ピース、40以上のブレイクアウェイ盾、そして 150 以上のブレイクアウェイのランス槍が用意された。
複数のカメラですべてのアクションが画面を2つの部分に分割した構成で捉える、スコット監督の特徴的な撮影法で撮影された決闘シーンとなっている。
■公開情報
『最後の決闘裁判』
10月15日(金)全国公開
監督:リドリー・スコット
脚本:ニコール・ホロフセナー、マット・デイモン、ベン・アフレック
原作:エリック・ジェイガー(『決闘裁判 世界を変えた法廷スキャンダル』)
出演:ジョディ・カマー、マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレック
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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