ダニエル・クレイグ&ラミ・マレックが撮影の裏側を語る 『007』インタビュー映像公開

『007』インタビュー映像

 10月1日から全国公開される『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』より、ダニエル・クレイグとラミ・マレックのインタビュー映像が公開された。

 本作は、『007』シリーズ25作目、前作『007 スペクター』から6年ぶりの最新作であり、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる最後の作品。

 クレイグは本作への出演に対し「ああ、本当に最後だ。おそらくね。冗談だ。本作で最後だよ」と語る。続けて、「話すと長くなる。とてもじゃないが時間が足りないよ。あまりにも(影響が)大きくて言葉にできない。人生そのものも、キャリアに関する何もかもが一変した作品だ」と一言では表せない深い思いがあるということを語った。

 一方、マレックが演じるのはシリーズ史上最も危険でミステリアスな男・サフィンだ。完璧な頭脳と狂気を併せ持ち、人類の破滅を狙いながら己を絶対の正義と信じて疑わない「悪」をも超越した存在。この難役を演じたマレックは「底意地が悪く、悪意に満ちている。自分のしていることを極めてポジティブに捉えている。だからこそ2人は激しく対立するんだと思う」と説明。ボンドに真っ向から対峙する敵を演じるマレックは、そのプレッシャーについて聞かれると「アカデミー賞受賞(『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)にて主演男優賞受賞)も尋常じゃなかったが、この役のオファーを受けた時も本当に特別な瞬間だった」と振り返る。「俳優にとって夢でしかないような機会だ。一瞬思ったよ。“まだ若いけどこのあと引退するかも”ってね」「俳優ならだれもが夢見る仕事だ」とプレッシャーをも上回る喜びがあったことを語った。

 お互いの印象を問われるとまずマレックが「僕はダニエルを前にしても気後れしないように、十分準備したつもりだったけど、初めて現れた時の、ダニエルの武器の持ち方にやられた。そのパワーたるや、もう……」と、本当にMI6工作員が目の前を歩いていると思ったと嬉しそうに語る。さらに「あまりのオーラに最初のセリフが出てこなかった。(気迫に圧された?)イエス!だって、ビビらない俳優はいない。ボンドを何年も演じたこの人物を前にしたら、俳優ではなくたって及び腰になるはずだよ。克服できたと思いたい」と前のめり気味で話すと、終始照れるように微笑んでいたクレイグは「気づかなかった。すばらしかったよ。(平静を装っていたというラミに)すっかり騙されたよ。ラミは真剣そのものでプロに
徹していた。想像を超えたすばらしさだった。ラミが役になり切っているおかげで、その場にいるだけで自然にリアクションできる」とコメント。「光栄だな。ありがとう」「とんでもない」と互いを称える一幕も。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』ダニエル・クレイグ&ラミ・マレックインタビュー

 本作でボンドは、陸・海・空で激しいアクションを繰り広げるが、クレイグは撮影について「歳をとって全てが昔より大変だよ」と笑う。「私の(出演した)『007』は1作目から膨大なアクションが特徴だ。本作でもそれは同じ。幸運にも最高の人材が集まり、用心を重ねて計画している」と製作スタッフに敬意を示し、トレーニングについては「1年ほどしたよ」と明かす。すると横からマレックが「この話してもいいのかな?」と会話に入り「1作目を始めた頃は数カ月で済んだそうだ。今はもう少しかかるって」と撮影中に聞いたネタを披露した。

 「昔は6カ月もあればすごくいい体に仕上がった。歳をとって期間が長くなった。でもそれだけの価値はある」と話すクレイグに「全然変わってない」とマレックがすかさずフォロー。悪役を演じるということ前作から続投しているキャストが多くいる中で、本シリーズに初参加を果たしたマレックは悪役を演じることについて「自分では役不足だと思う時もあった」と明かす。そんなマレックにクレイグは「サフィンは撮影しながらみんなで作っていった。ラミは驚くほどオープンで、こちらが打てば打つほど響く。徐々に固めていった感じだ」と助け舟を出す。「サフィンという役について僕なりに解釈していたけど、毎晩撮影を振り返って、情報を整理して、サフィンの人物像に落とし込んだ。幸いだったのは一人ではなかったことだ。ダニエル、監督のキャリー(・ジョージ・フクナガ)、製作のバーバラ(・ブロッコリ)とマイケル(・G・ウィルソン)、大先輩たちがついていた。絶対に大丈夫だと思えたし、実際にうまくいった」と語った。

 最後に、観客へメッセージを依頼されたクレイグは「究極的には“愛”についての物語だ。本作はそういう作品だ」と初めて本作の内容に触れ言葉少なめに締めくくった。

■公開情報
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
10月1日(金)全国公開
監督:キャリー・フクナガ
製作:バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン 
脚本:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、スコット・バーンズ、キャリー・フクナガ、フィービー・ウォーラー=ブリッジ
出演:ダニエル・クレイグ、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、レア・セドゥ、ベン・ウィショー、ジェフリー・ライト、アナ・デ・アルマス、ラッシャーナ・リンチ、ビリー・マグヌッセン、ラミ・マレック
主題歌:ビリー・アイリッシュ「No Time To Die」
配給:東宝東和
(c)2021 DANJAQ, LLC AND MGM. ALL RIGHTS RESERVED.
公式Twitter:https://twitter.com/007
公式Facebook:www.facebook.com/JamesBond007



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