小栗旬、『日本沈没』での松山ケンイチとの17年ぶりの再共演を語る 杏には“雨女”疑惑も?
総理大臣役を演じた仲村は「現役の政治家の先生方を、優しい眼差しで見るようになりました。きっといろんな事情や言えないことがたくさんあるんだろうなって」と、心境の変化を告白。副総理役の石橋は、仲村とは共演するたび対立する役柄を演じてきたといい、「今回、役を通してじっくりイジめさせていただきました。非常に快感でした」と笑顔を見せる。
そんな石橋について小栗は、「こっち3人(小栗、松山、香川)で、『日本沈没』の見どころは“石橋蓮司だ”って言ってるくらい。最初は怖い副総理が、だんだんチャーミングに見えてくる。途中、本当に駄々こねてる子どもみたいになってる時があるんだよね」と語り、香川が「『このドラマの見どころは?』って聞かれたら、石橋蓮司しかないんですよ」と続けると、石橋は「イジられてる」と照れ笑いを浮かべた。
週刊誌記者を演じた杏は「普段は(記事に)“創作がないように”と祈るばかりなんですけど」と前置きしつつ、「ニュースや記事は、いろんな思いが込められていたり、タイミングだったり、ひとつひとつ考えられて世に出ているものなんだなと思うようになりました」と吐露。現場では、そんな杏が“雨女”疑惑が上がっていたそうで、「杏ちゃんが来ると荒れるんですよね」と微笑む小栗を横に、杏は「ちょっと波乱を呼ぶ役でした」と振り返った。
また日本沈没を真っ向から否定する学者役を演じた國村は、「学者と政治的な立場、二足のわらじを履かねばならぬ人の葛藤を実感した」といい、「本当はこっちだと自分でも思っているのに、立場上そのことは公表できなくて、包み隠さなきゃいけないこともある」と述べる。すると香川は、「本当は気づいているけど、立場上言えないって方は世の中にいっぱいいるはず。その中で、天海は言えない立場であるにもかかわらず、正しい方向のことを言う。官僚でありながら、天海だけが切り裂いていく。それが、このドラマの存在理由なんだなと思いました」と熱を込めた。
最後に小栗は、「香川さんが言っていたことがすべてなんじゃないかなと思うんですけど、言えない立場の天海が一言一言を刺していくことで、それぞれみんなとの関係性が変わりながら、未曾有の災難に立ち向かっていく物語。ぜひ、最後まで観ていただけたら嬉しいなと思っております」と呼びかけ、締めくくった。
なお、会見終盤には、10月8日に36歳の誕生日を迎えるウエンツにケーキを模した花束のサプライズも。「吹いて」というリクエストに応え、花束をフーッとひと吹きしたウエンツは、「イギリス(留学)でお芝居をたくさん学んだので、お芝居をしっかりとやれるような人間になっていきたい」と笑顔で抱負を語った。
■放送情報
日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』
TBS系にて、10月10日(日)スタート 毎週日曜21:00~21:54放送
出演:小栗旬、松山ケンイチ、杏、ウエンツ瑛士、中村アン、高橋努、浜田学、河井青葉、六角慎司、山岸門人、竹井亮介、高野ゆらこ、与田祐希(乃木坂46)、國村隼、風吹ジュン、比嘉愛未、宮崎美子、吉田鋼太郎(特別出演)、杉本哲太、風間杜夫、石橋蓮司、仲村トオル、香川照之
原作:小松左京『日本沈没』
脚本:橋本裕志
プロデュース:東仲恵吾
製作著作:TBS
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/nihon_chinbotsu_tbs/
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