千葉雄大、『アバランチ』で新たな一面見せるか 個性派俳優としてのキャリアを辿る

 千葉雄大が、10月18日スタートの『アバランチ』(カンテレ・フジテレビ系)に出演することが発表された。綾野剛が主演を務める本作は、アウトロー集団・アバランチの活躍を描いた“劇場型ピカレスク・エンターテインメント”だという。千葉は、天才ハッカーの牧原を演じる。9月14日に他キャストが発表されるなか、牧原は“謎の6人目”としてベールに包まれていた。そこから15日遅れで発表されたこともあり、鍵を握る人物になることは間違いなさそうだ。

 “あざと可愛い”の代表格である千葉が、アウトロー集団に属する役柄を演じるというのはギャップを感じる人もいるかもしれない。『SUMMER NUDE』(フジテレビ系)の春夫や、『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)の楠木など、キャラの濃い役柄を多く演じてきた千葉は、作品の雰囲気をガラッと変える役割を担っている。6月に主演を務めたドラマ『いいね!光源氏くん し~ずん2』(NHK総合)でも可愛すぎる光源氏を演じていた。

 一方、2017年公開の映画『亜人』では、『アバランチ』と同じくハッカー役を演じていた。千葉が演じた奥山は、謎に包まれたテロリスト。キュートなルックスのだからこそ、冷徹な役柄を演じた時に破壊力がある。奥山には「首切って、ドラム缶に封印」という残酷な台詞があるのだが、共演した綾野は思わず「可愛い顔して、言うねぇ……」とアドリブを入れてしまったらしい。

 恋愛ドラマにおいては、2014年放送の『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)で、思いを寄せる瞳(仲里依紗)に振り回される加々見がハマり役だった。口を尖らせたり、頬を膨らませたり……千葉は、あざとい表情がとにかくよく似合うのだ。『家売るオンナ』(日本テレビ系)もそうだったが、ワガママなのに、どこか憎めない役どころがハマるのは、彼が持つ天性の愛され力が影響しているのかもしれない。

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