『おかえりモネ』コインランドリーで繰り広げられたプロポーズ劇 菅波らしさ全開に

『おかえりモネ』プロポーズも菅波らしさ全開

 気仙沼の百音(清原果耶)の実家近くで竜巻が発生した。NHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』が第19週初日を迎え、百音は気仙沼の家族に連絡を入れる。

 永浦家は竜巻の被害を受けていた。家の中は割れたガラスや風で飛ばされたものが散乱している。未知(蒔田彩珠)の作業場もひどい有様だ。百音が亜哉子(鈴木京香)にみんなの無事を確認すると、亜哉子は「飛んだものもあるけど大丈夫」といつもの穏やかな口調で百音に伝えた。その後、龍己(藤竜也)の行方がわからないというやりとりがあったものの、海の様子を見てきた龍己が戻ってきたこともあり、みんなの無事を確認できた百音は電話を切った。

 朝岡(西島秀俊)いわく、どんなに観測技術が進歩しても、局地的な突風がいつ、どこで発生するかまでは予測できない。百音は「その場に予報士がいたら防げることもあるんでしょうか」と口にする。その言葉を聞いた朝岡は、百音が新事業立ち上げのプレゼンを社長の前で行っていたのを知っていたこともあってか、「永浦さんが目指していることは、その辺りにありそうですね」と声をかける。局地的な突風は、被害が出ているのに実証することすらできないケースもあるという。この「予測できなかった」という悔しさと物語終盤で明かされた永浦家への竜巻の被害が、百音の新たな挑戦の後押しになるのだろう。

 その頃、気仙沼では亜哉子が、副組合長からの電話を取った龍己が言った「カキ棚、あの程度なら大したことねえ」という言葉に違和感を覚える。

 未知にメールを送った後、うたた寝をしてしまった百音。目を覚ました百音の前には菅波の姿があった。菅波と言葉を交わす中で、百音は「来週モネ誕生日だよね?」「プロポーズされんじゃない?」という莉子(今田美桜)の言葉を思い出した。その後、莉子の言葉通りの出来事が起こるが、あいも変わらず、百音と菅波の間には独特な空気が流れている。コインランドリーでプロポーズを匂わせる菅波に、百音は思わず「え? ここで?」と声をあげてしまうし、一方の菅波も、プロポーズの言葉に納得がいかず「違う」「理屈ではそうだ。でも理屈じゃない」と口にすると、まくし立てるように声に出して、言いたいことの整理をし始める。途中、洗濯終了の合図がタイミング悪く鳴ったことも含めて、実に二人らしい、象徴的なシーンだった。もちろん最後には、菅波は「一緒にいたい」「結婚したいと思ってる」と、飾り気のないまっすぐな言葉で百音に思いを伝えるのだが。

 物語終盤で、菅波が東京の大学病院に戻る話が浮上したり、明日美(恒松祐里)からの電話で、龍己のカキ棚やカキ小屋の竜巻による被害がひどいことを知ったりと、二人の将来も気仙沼の状況も困難が多いことが予想される。明日の展開が待ち遠しい。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:清原果耶、内野聖陽、鈴木京香、蒔田彩珠、藤竜也、竹下景子、夏木マリ、坂口健太郎、浜野謙太、でんでん、西島秀俊、永瀬廉、恒松祐里、前田航基、高田彪我、浅野忠信ほか
脚本:安達奈緒子
制作統括:吉永証、須崎岳
プロデューサー:上田明子
演出:一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子ほか
写真提供=NHK



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