『青天を衝け』草なぎ剛、慶喜の2年間を体現する“静”の芝居 噺家のような吉沢亮も

『青天を衝け』草なぎ剛、慶喜の2年間を体現

 この「静岡編」は、明治という時代に残された者たちの思いが一つのテーマにあるだろう。前回、第25回で壮絶な最期が描かれた平九郎(岡田健史)、そしてこの第26回では長七郎(満島真之介)の死が栄一に明かされる。尾高家を訪ねた栄一は、惇忠(田辺誠一)と再会。お互いに後悔を話し、「俺はこの恥を胸に刻んで、いま一度前に進みてぇ。生きている限り」と栄一は誓う。夢に出てきた長七郎も「この先こそが、お主の励み時だろう」と栄一の背中を押すのだった。

 第27回「篤太夫、駿府で励む」で、栄一はパリで学んだ知識を生かし、武士と商人が力を合わせて商いを営む「商法会所」を設立。駿府藩の財政改革に乗り出す。さらに、予告には五代才助(ディーン・フジオカ)や伊藤博文(山崎育三郎)、大隈重信(大倉孝二)が登場。これから『青天を衝け』は12月26日の最終回に向かって、休むことなく突き進む。

■放送情報
大河ドラマ『青天を衝け』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアムにて、毎週日曜18:00~放送
BS4Kにて、毎週日曜9:00~放送
出演:吉沢亮、小林薫、和久井映見、村川絵梨、藤野涼子、高良健吾、成海璃子、田辺誠一、満島真之介、岡田健史、橋本愛、平泉成、朝加真由美、竹中直人、渡辺いっけい、津田寛治、草なぎ剛、堤真一、木村佳乃、平田満、玉木宏ほか
作:大森美香
制作統括:菓子浩、福岡利武
演出:黒崎博、村橋直樹、渡辺哲也、田中健二
音楽:佐藤直紀
プロデューサー:板垣麻衣子
広報プロデューサー:藤原敬久
写真提供=NHK

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