玉置玲央が考える安達奈緒子脚本の醍醐味 『おかえりモネ』沢渡役は自分自身にも近い?

玉置玲央が語る安達奈緒子脚本の魅力

清原果耶はまさに朝ドラヒロイン

ーー百音役の清原果耶さんを中心に、気象班には旬な役者が揃っています。現場の雰囲気は?

玉置:みんな華やかです(笑)。そして、清原さんをはじめ皆さん本当にしっかりしているんです。でも、役の中では失敗をして落ち込んだり、悔しがったり、悩みを解決して前に進んだり、非常にフレッシュな姿を見せてくれている。普段の姿と役柄の姿、どちらもすごい素敵な方たちです。沢渡さんは少し枯れている人なので(笑)、個人的にも役柄的にも、「素敵だなぁ」と思って眺めていました。撮影現場ではときにふざけ、締めるときは締めて、非常にいいチームワークだったなと思います。ヤングチームとアダルトチームのように世代は分かれていたんですが、全員で現場を共有できていたと思います。

ーー清原さんとは初共演でしたが、印象は?

玉置:不思議な人だなと思いますね。物凄く肝が座っているし、百音を演じる上でのロジックもしっかりしている。でも、まだ19歳ですよね!? こんな19歳がいるんだと圧倒されました。一方で、俳優業をやっていればこんな19歳もいるよなとも思うし。でも、突然、年齢相応の“女の子”になる瞬間もあって。まさに朝ドラヒロインというか、『おかえりモネ』のオープニング映像の布のように、いろんな面が見える、いろんな輝きかたをする、一緒にいていつもドキドキしてしまうような魅力を持っている方だと思います。

ーー最後に『おかえりモネ』に出演してみていかがだったでしょうか?

玉置:朝のお天気コーナーにしても、ニュースにしても、見え方がまったく変わりました。普段、自転車移動が多いので、天気予報が外れたときは怒っていたんですよ。でも、実際に内情を知って、放送に至るまでに積み重ねられているものを知ってそんなことはもう言えないなと(笑)。気象がいかに生活と結びついているのか、人の生死にもつながっているのか実感しましたし、その裏で働いてくれている方々への感謝も改めて感じました。視聴者の方々にとっても『おかえりモネ』が、気象を間近に感じるきっかけになっていたらうれしいですね。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:清原果耶、内野聖陽、鈴木京香、蒔田彩珠、藤竜也、竹下景子、夏木マリ、坂口健太郎、浜野謙太、でんでん、西島秀俊、永瀬廉、恒松祐里、前田航基、高田彪我、浅野忠信ほか
脚本:安達奈緒子
制作統括:吉永証、須崎岳
プロデューサー:上田明子
演出:一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子ほか
写真提供=NHK

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