封印してきた力を解放 『シャン・チー/テン・リングスの伝説』本編映像公開
9月3日に公開される『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の本編映像が公開された。
本作は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』から約2年、現在公開中の『ブラック・ウィドウ』に続くマーベル・スタジオ最新作。マーベル・スタジオの新たなヒーロー誕生の瞬間の物語を描く。
公開された本編映像は、自らの運命から逃れるため渡ったサンフランシスコで“ショーン”と名乗り、平凡なホテルマンとして暮らしていたシャン・チーの前に、彼の父であり最大の敵となるシュー・ウェンウーが送り込んだ刺客が突如襲いかかるシーンを捉えたもの。
シャン・チーとともにバスに乗っていた親友のケイティは「人違いしてる! 弱そうでしょ?」と間に入って止めようとするが、敵に殴り飛ばされてしまう。目の前で親友が殴られるのを見たその瞬間、心優しい青年ショーンが最強の戦士“シャン・チー”へと覚醒。走り続ける狭いバスの中で始まった、シャン・チーVS父の刺客たちとの白熱のバトル、シャン・チーが驚異的な武術“マーシャルアーツ”を駆使しながら敵を一蹴するさまが描かれている。刺客たちが狙っていたのは、シャン・チーの母の形見である大事なペンダント。彼らがこのペンダントを奪おうとする理由は何なのか。
アイアンマンのようにパワードスーツを身に着けたり、ソーが持つムジョルニアのような特殊な武器は持たないシャン・チー。シャン・チー役に抜擢されたシム・リウはこの役を演じるため、世界各国の武術の達人によるトレーニングを受けたという。「本当に驚異的な経験だったね。毎日、世界の最高峰の人たちから学んでいるんだ、って肌で感じることができたよ。僕らは、人類に知られているほぼすべてのファイティング・スタイルを、考え得る限りおさらいした」と舞台裏を明かす。
さらにシム・リウは「この仕事をやるにあたって、武術やアクションシーンがものすごく大切な役割を果たすこと、シャン・チーがマスクをつけたり、顔まで隠れるスーパー・ハイテク・スーツを身につけたりしないことも分かっていた」とシャン・チー独自の“生身で戦う”スタイルについてコメント。「それが意味するところは、僕自身がたくさんのアクションをしなければならないということさ。そのことは初日から分かっていたし、ものすごくワクワクして飛び込んでいったんだ」と撮影時を振り返った。
■公開情報
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
9月3日(金)全国公開
監督:デスティン・ダニエル・クレットン
出演:シム・リウ、トニー・レオン、オークワフィナ、ミシェル・ヨーほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2021