『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』予告編を考察 ファンが思い出すあるエピソード

『スパイダーマン』話題の予告編を徹底考察

 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の予告編が電撃的にリリースされました。当然、注目度の高い作品であり、また本作は様々な噂が飛び交っているだけに、この予告編は大きな反響を呼びました。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』予告1

 しかしスパイダーマンことピーター・パーカー役のトム・ホランドくんによれば、この予告で見せているのは“氷山の一角”なんだそうです。とはいえ、この予告から見えてくることを解説してみます。

 まず前提として『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の直後から話が始まります。ヴィランのミステリオの罠によって世間に正体が暴露され、また殺人犯の汚名をきせられたスパイダーマンことピーター・パーカー。とにかく彼にとって人生最大のピンチというわけです。

 本作については様々な情報・噂が飛び交っており、まず確定情報としては、

・ドクター・ストレンジが登場
・『アメイジング・スパイダーマン2』でヴィランのエレクトロを演じたジェイミー・フォックスが出演
・『スパイダーマン2』でヴィランのドック・オクを演じたアルフレッド・モリーナが出演

 この情報をうけ、ドクター・ストレンジ映画の次回作は『ドクター・ストレンジ イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』とマルチバースがテーマだし、トム・ホランド版スパイダーマンの世界(マーベル・シネマティック・ユニバース/MCU)は本来『アメイジング・スパイダーマン2』『スパイダーマン2』と“世界観”が違うので、ファンの間では「スパイダーマンがドクター・ストレンジとともにマルチバースの世界を彷徨い、他の映画のスパイダーマンやヴィランに出会う」というようなストーリーになるのでは? と噂されていたわけです。

 はたしてその噂は、この予告で裏付けられたのでしょうか? さっそくチェックです。

 予告編の冒頭は、ピーター(トム・ホランド)とMJ(ゼンデイヤ)がビルの屋上でのんびり寝そべっています。平和的な雰囲気ですが、2人が世間の大騒ぎから逃げここにいることがわかります。MJが新聞に載っているスパイダーマンの記事を話題にしています。ここで注目したいのはMJが読んでいる新聞が、デイリー・ビューグルではなく“なんちゃらPOST”という新聞に見える。2人がNYにいたままならニューヨーク・ポスト。裁判かなにかで呼び出されたのならワシントン・ポスト? いずれにせよ「ピーター=スパイダーマン、殺人犯」というのはデイリー・ビューグルだけのネタではなく、世界的なニュースになっているということですね。なおこの2人が寝そべってしゃべっているシーン、映画『スパイダーマン3』でピーターとMJが巨大な蜘蛛の巣の上で寝そべって話しているシーンを思い出しました。『スパイダーマン3』ではピーターが黒いスパイダースーツを着て暴走しましたが、この予告編にもピーターが黒いスパイダースーツを着てパニックに陥っているシーンが登場しますね。

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