ムロツヨシワールドに迷い込んだ山田裕貴 『ハコヅメ』特別編で証明されたキャラの濃さ
『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)特別編、第2回が8月11日に放送された。
今回の特別編は、第3話と第4話のエピソード総集編に山田(山田裕貴)と伊賀崎(ムロツヨシ)による新撮エピソード、ドラマオリジナルストーリーによって構成されている。
特捜終わりの宴会幹事を任された山田が藤(戸田恵梨香)を頼りに交番を訪れるが、藤は不在。山田が伊賀崎に余興の相談をすると、伊賀崎の演出家のスイッチがオンとなるのだ。公式アカウントの事前ツイートに「#モノマネ回」というハッシュタグが付けられたように、余興の出し物として伊賀崎指導の山田のモノマネが炸裂する。
一発目のお題は吉野副署長(千原せいじ)。そこに“ボスゴリラ感”を足すため、ゴリラのモノマネからドラミング……と伊賀崎のおもちゃにされる山田。「レーズン」改め「ドラゴン」こと伊賀崎がお題に出してきた源(三浦翔平)には、艶っぽく、人を惹きつけるトーンで攻めていく。これがなかなかに似ているのだから、笑いよりも「おお!」という驚きの方が勝ってしまった。
演目候補にあった「源さんのモジャモジャにストパーかけてみた」「牧高の新選組カルトクイズ」「鈴木の激辛ラーメン早食い」「北条係長のリーゼント漫談」「山田、炭酸飲料を飲んでゲップせずに警察学校校歌を歌いきれるか」も見てみたいが、ここで注目したいのが伊賀崎側である。
放送前に「めちゃくちゃ笑っちゃいました」「みなさんがちょっとでも笑えたら嬉しいです」と山田裕貴がツイートしているように、ムロツヨシとの掛け合いで山田は2回堪えきれずに笑ってしまっている。1度目は冒頭、「ミスター・パーフェクト」と呼ばれているという嘘が子供たちにばれて軽蔑されてしまうと取り乱す伊賀崎が真顔になった瞬間。そして2回目は源のモノマネを指導するはずが、だんだんと変顔になっていく伊賀崎の表情を見てだ。ムロワールドに迷い込んだ山田裕貴である。