平手友梨奈が演技で新境地 『ドラゴン桜』長澤まさみが伝授する“タイプ別勉強法”

『ドラゴン桜』平手友梨奈が演技で新境地

 平手友梨奈は真のスターと呼べる存在だ。欅坂46のステージを目撃した人間なら、そのことに異論はないだろう。役者としても映画デビュー作の『響-HIBIKI-』や『さんかく窓の外側は夜』で圧倒的な演技を披露してきた。カリスマ的な役柄の印象が強い平手だが、『ドラゴン桜』では親の期待に悩み、不慣れな勉強に取り組む等身大の高校生を演じている。挫折を乗り越えて一歩ずつ成長する姿に、これまでにない彼女の一面を見た。

 何やらきな臭い雰囲気が漂う龍海学園の売却問題。裏で糸を引いているのは元理事長の龍野恭二郎(木場勝己)だが、その裏に元教え子の坂本(林遣都)と米山(佐野勇斗)、パートナー弁護士だった香(早霧せいな)の影がちらつく。所在不明だった桜木を見つけて直美に知らせたのが坂本で、間接的に龍海学園に桜木を送り込んだわけだが、一方で学園を潰そうと画策もしている。奥田(山崎銀之丞)が提案した「4人合格」というエスケープルートが早くも却下される中、東大専科の挑戦がどんな結末を迎えるか、目を凝らして見届けたい。

※高橋海人の「高」は「ハシゴダカ」が正式表記。
※鶴ヶ崎好昭の「崎」は「たつさき」が正式表記。

■石河コウヘイ
エンタメライター、「じっちゃんの名にかけて」。東京辺境で音楽やドラマについての文章を書いています。ブログTwitter

■放送情報
日曜劇場『ドラゴン桜』
TBS系にて、毎週日曜21:00~放送
出演:阿部寛、長澤まさみ、高橋海人(King & Prince)、南沙良、平手友梨奈、加藤清史郎、鈴鹿央士、志田彩良、細田佳央太、西山潤、西垣匠、吉田美月喜、内村遥、山田キヌヲ、ケン(水玉れっぷう隊)、鶴ヶ崎好昭、駿河太郎、馬渕英里何、大幡しえり、深田竜生(少年忍者/ジャニーズJr.)、林遣都、佐野勇斗、早霧せいな、山崎銀之丞、木場勝己、江口のりこ、及川光博ほか
原作:三田紀房『ドラゴン桜2』(講談社刊)
プロデュース:飯田和孝、黎景怡
脚本:オークラ、李正美
演出:福澤克雄ほか
製作著作:TBS
(c)TBS

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