南沙良が“正反対”な高校生を熱演 『ドラゴン桜』が“挑戦する全ての人”へ贈るメッセージ

南沙良が“正反対”な高校生を熱演 『ドラゴン桜』が“挑戦する全ての人”へ贈るメッセージ

 ついに7人がそろった東大専科。しかし喜んだのも一瞬で、生き残りをかけた模試に突入する。合格の見込みがない生徒は専科をやめなくてはならない。忘れかけていたが入試はサバイバルであり、人生がかかった勝負は負ければ相応のダメージを受ける。臆病になってしまいそうな時、どうやって自分を奮い立たせればいいのだろう? 『ドラゴン桜』(TBS系)第7話は、不可能に挑む全ての人に贈る珠玉の放送回となった(以下、ネタバレを含む)。

 第7話の主役は早瀬菜緒(南沙良)。菜緒は桜木(阿部寛)の話を聞いて自ら志願して東大専科に入った。明るい性格で友達思いの菜緒は、桜木や水野(長澤まさみ)の指導にも素直に耳を傾けてきた。そんな菜緒がぶつかったのが東大模試の壁。菜緒は麻里(志田彩良)や藤井(鈴鹿央士)に対して自分が実力で劣ることを知っており、プレッシャーから自身を見失っていた。種明かしをすると実は桜木の狙いもそこにあった。「高いハードルに向き合うと人は弱い部分が浮き彫りになる。自分の弱さを知り、それを乗り越えれば強くなれる。合格するにはそのくらいのハートの強さが必要なんだ」。いわゆる獅子が我が子を谷底に落とす方式。だが、もし壁を前にして心がくじけてしまったら?

 専科のメンバーはそれぞれ頑張る理由やメンタル面の長所を持っている。早々に「やるしかない」と腹をくくった瀬戸(高橋海人)。バドミントンで大舞台は経験済みの楓(平手友梨奈)。天野(加藤清史郎)には飛び込む度胸があり、麻里と健太(細田佳央太)は勉強できること自体が楽しくて仕方ない。藤井に至っては狂気じみた執念の持ち主である。彼らに比べると、菜緒は良くも悪くも普通の高校生だ。周囲が着実に前進する中、自分だけが置いていかれる感覚。いっそ逃げ出してしまいたい……。

 東大に合格するのは優秀な生徒だ。いくら本人が望んだからと言って、普通に考えれば菜緒のような生徒が東大を目指すのは無謀である。では菜緒が東大専科にいる意味はどこにあるのか? 答えは「それが菜緒にとって必要なことだから」だった。

 小さい頃から習い事をやっては途中で投げ出してきた菜緒。「お前は生まれ持っての幸運だ。他の連中見てみろ。みんな何かしら背負ってる。お前このままだとその幸運を逃すことになるぞ」。桜木の言葉は挫折した菜緒の心に突き刺さる。「自分が幸運だとわからない人間は、現状に満足できないからずっと何かを追い求める。だがそこには覚悟がない。だからちょっと辛くなるとやめて、はい次、また次と長続きしない。次から次へと与えてもらえたことがお前の覚悟を弱らせてんだ」。追い討ちをかけるように「そういう人間が幸せになれると思うか?」。

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