細田守監督も歌声を絶賛 『竜とそばかすの姫』主人公にミュージシャン、中村佳穂が抜擢

細田守監督も歌声を絶賛 『竜とそばかすの姫』主人公にミュージシャン、中村佳穂が抜擢

 7月16日に公開される細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』。主人公・すず/ベルの声をミュージシャンの中村佳穂が担当していることが、6月2日に日本テレビ系で放送された『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』2時間スペシャルにて発表された。

 スタジオ地図が贈る細田監督最新作『竜とそばかすの姫』では、かつて『サマーウォーズ』で描いたインターネット世界を舞台に、『時をかける少女』以来となる10代の女子高校生がヒロインに。そこで紡ぎ出すのは、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、“もうひとつの現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界「U(ユー)」で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする模様を描く。

 幼い頃に母を亡くし、高知の田舎町で父親とふたりで暮らす17 歳の女子高生・すずは、ある日、全世界で50億人以上が集う超巨大インターネット仮想世界「U」に、歌姫「ベル」として参加する。母親の死をきっかけに歌うことができなくなっていたすずは、「U」では自然と自ら作った歌を披露することができ、その歌声で世界に注目される存在に。そんな矢先、ベルの前に「U」で忌み嫌われる竜の姿をした謎の存在が現れる。すず/ベルと竜が出逢った先に一体どんな物語が待っているのか。そして竜の正体とは。

 主人公すず/ベルと竜の声優キャストに先駆け、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りらがすずの同級生役を演じること、ベルが「U」出会う個性豊かなキャラクターとして森川智之、津田健次郎、小山芙美、宮野真守が参加すること、さらに、すずを見守る合唱隊メンバーに森山良子、清水ミチコ、岩崎良美、中尾幸世、坂本冬美、父親役で役所広司が出演することも発表されていた。

 そしてこのたび、細田監督が「彼女こそすず!」とその存在と歌声を大絶賛したミュージシャンの中村佳穂が、すず/ベル役の2役を演じることが決定。さらに、本編で流れる楽曲の歌唱も担当する。中村佳は1992年生まれ、29歳の京都出身のミュージシャン。20歳から本格的に音楽活動をスタートし、2019年にリリースしたアルバム『AINOU』で注目を集め、FUJI ROCK FESTIVALにも二度の出演経験を持つ。

 細田監督自らが「すずを見つけ出す」と意気込んで開催されたオーディションで、その圧倒的な歌声と存在感に、監督をはじめその場にいた誰しもが息をのみ、細田監督は「彼女こそすずだ!」と大絶賛したという。細田監督はもともと、中村の楽曲「そのいのち」に心打たれ、数年前にライブ会場に足を運ぶなど親交があったが、「演技もできる人だったとは…こんなことになるとは思わなかった」と今回の起用は予想だにしていなかったと明かす。一方、中村も高校生の頃に、母親と劇場に足を運んで観た『時をかける少女』が強く心に残っていたとのこと。昨年実施されたオーディションに参加後、監督から正式にオファーが届くと、今作の絵コンテを見て監督の作品への想いに大きな感銘を受け、演技未経験ながらも、出演を決意した。

 12日間に及ぶアフレコを終えた中村は「頑張りました!」と充実した大きな笑顔を見せ、「最初は、私の思う“悲しい”とすずの思う“悲しい”は違っていて、日が経つにつれて、すずはこう思っているんだ!と監督が話す意図が分かってきて、それからは楽しくアフレコに参加することができました」と振り返った。また、同一人物ではあるものの“自分に自信のない内気な「すず」”と“インターネット世界「U」で大注目を集める絶世の歌姫「ベル」”との演じ分け方については、「気持ちを変える作業を、服装に手伝ってもらった」と答え、すずを演じる時にはなるべく低い靴を、ベルの時はこのために購入したヒールの高いパンプスを履いて気持ちを切り替えながらアフレコを行った、とこだわりの裏話も披露した。

 インターネットの仮想世界「U」で最も注目される歌姫・ベルとして、本作の軸となる劇中歌を数曲披露することも決定した中村。本作の音楽監督:岩崎太整や作曲家陣たちと意見を交わし、中村本人が一部楽曲の作詞も担当するなど、制作の段階から参加した。

中村佳穂(内藤鈴・ベル役)コメント

実は監督とは、数年前に、奈良でライブをした時にお会いしていて…楽屋に届いた一升瓶を見て「どなたからですか?」と会場の方に聞いたら、「細田監督からです」と言われ、まさかと思っていたら、その奥に監督がいらしたんです。そこからのご縁で何度か演奏をご覧いただいて、本当に気さくに話しかけてくれる素敵な方だなと思っていたのですが、今回オーディションに参加し、まさかこんなご縁に繋がるとは思っていませんでした。
今まで歌を歌うことしかしてこなかったので、アフレコでは最初は監督がおっしゃることを聞いただけでは理解できない部分が多かったのですが、日が経つにつれ、“あ、すずはこういう人なんだ”と、監督の意図が少しずつ見え、だんだん楽しくなっていきました。
初めての経験で何から練習したら良いのか分からなかったので、ベルの時はヒールの高いパンプスを履き、すずの時にはなるべく低い靴を履いて喋ってみたりと、服装に手伝ってもらいながら、すずとベルを演じ分けました。
細田監督の作品の出会いは、高校生の頃、梅田で母と『時をかける少女』を観に行った思い出があります。そんな自分がまさか細田監督の作品に参加することになるなんて、嬉しい気持ちです。

■公開情報
『竜とそばかすの姫』
7月16日(金)全国東宝系にて公開
監督・脚本・原作:細田守
企画・制作:スタジオ地図
声の出演:成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、森川智之、津田健次郎、小山茉美、宮野真守、役所広司ほか
企画・制作:スタジオ地図
製作幹事:スタジオ地図有限責任事業組合(LLP)・日本テレビ放送網共同幹事
配給:東宝
(c)2021 スタジオ地図
公式サイト:https://ryu-to-sobakasu-no-hime.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/studio_chizu/
公式Instagram:https://www.instagram.com/studio_chizu/
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