清原果耶、『おかえりモネ』脚本・安達奈緒子に全幅の信頼 「演じるのがすごく楽しい」

清原果耶、安達脚本の魅力を語る

 連続テレビ小説『おかえりモネ』が5月17日よりスタートした。『おちょやん』の杉咲花からバトンを託されたのは清原果耶。連続テレビ小説『あさが来た』で俳優デビューを飾って以降、漫画実写化作品からコメディ、ミステリー、アニメ声優など幅広いジャンルの演技で視聴者を魅了し続けてきた。誰よりも“朝ドラヒロイン”を待ち望まれていた俳優と言っても過言ではないだろう。清原果耶の代表作のひとつとなった『透明なゆりかご』を手掛けた脚本・安達奈緒子との再タッグとなる本作。放送を前に主人公・永浦百音(愛称:モネ)を演じる上での意気込みを聞いた。

“安達さんらしい”役者に芝居をさせてくれる台本

ーー『あさが来た』『なつぞら』に続き、3作目の“朝ドラ”出演となりました。

清原果耶(以下、清原):私の芝居の原点は『あさが来た』でした。『なつぞら』でもう一度朝ドラに帰ってこれたときも嬉しかったのですが、今回は“ヒロイン”として参加できることがものすごく嬉しかったです。何より、マネージャーさんをはじめ会社の皆さん、家族や周りの人たちがすごく喜んでくれて。役者をやってきてよかったなとしみじみ思いました。発表になるまでは内緒にしなくてはいけなかったので、早く言いたいなと思っていました(笑)。

ーー脚本を務める安達奈緒子さんとは『透明なゆりかご』でもタッグを組んでいます。お互いに信頼感も?

清原:私が言うのはおこがましいのですが、“安達さんらしい”と言いますか、物語に空間のある、役者に芝居をさせてくれる台本だったので、読んだときから演じるのがすごく楽しみでした。『透明なゆりかご』でご一緒していたこともあり、安達さんも私の芝居の癖を見て書いてくれた部分もあるのかなと勝手に想像しています。

ーー自ずとモネと清原さん自身が似ているところはありましたか?

清原:どこが似ているんだろう……。ぱっと出てこないのですが、今は自分自身に馴染んでいるという気はしています。強いて言えば、“五感”をよく使うところでしょうか。もちろん、皆さん五感を使って日々生活をしていると思うのですが、モネは特に敏感と言いますか。私も普段から意識して生活しているので、そこは似ている点だと思います。

ーーモネは気象予報士を目指していきます。演じる上ではどんな準備をされたのでしょうか。

清原:元々、天気予報はよく見ていたのですが、より細かく見るようになりました。気象予報士試験を受ける方が読む本を読んだり、天気の仕組みについて勉強もしたり。「そういう仕組だったんだ!」と気づくことも多いのですが、本当に難しくて、誰かに説明することはまだまだできないです(笑)。気象予報士さんの仕事は努力あってのものなんだなと改めて敬意を持ちました。

ーー本作には豪華キャスト陣が集結しました。まずはモネの家族を演じたキャストについての印象を教えてください。

清原:すごい方たちが集まってくれたんだなとすごく嬉しかったですし、一緒にお芝居をできるのが楽しみで仕方なかったです。父ちゃんを演じる内野(聖陽)さんはすごく繊細な方で、悩みに一緒に寄り添ってくれるんです。モネと父ちゃんの関係であり、私と内野さんの関係も役を通してどんどん築かれている感覚があります。「大丈夫か?」と現場でも常に声をかけてくださる、すごく優しい方です。お母さん役の鈴木京香さんも、すごくまわりを見てくださる方。私がまだ現場に慣れていないときに、「甘いものでも食べて頑張って」とお菓子をくれたり、いつも気を遣っていただいています。本当に優しくて、美しいお母さまです。妹役の蒔田(彩珠)ちゃんはずっと会いたいと思っていました。『透明なゆりかご』でも共演していたのですが、そのときはあまり話せるような役柄ではなくて。だから今回は仲良くしたいと思っていたんです。年齢は蒔田ちゃんがひとつ下なのですが、本当にこんな妹がいたらいいなと思う存在です。彼女と一緒にお芝居するのはすごく楽しいです。

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