『シャン・チー』特報に映る男は『スパイダーマン』に登場していた ファンの間で話題に

『シャン・チー』特報映像にあるサプライズが

 そのDCからの話題を2つ。まず2022年公開を目指している『アクアマン2』ですが、どうやらアンバー・ハード演じるメラは再登場の模様。彼女はInstagramで『アクアマン2』出演をほのめかしました。アンバー・ハードは私生活の方でゴタゴタがあって、本作の出演がどうなるのかわからなかったのですが、無事再演の模様。“無事”と書いたのは、僕は彼女の演じるメラはアメコミ映画に登場する女性キャラの中でもベストに入るぐらい素敵で、もう一度スクリーンで観たいと思っていました。だからこのニュースは素直に嬉しい。

 そして2022年11月4日、全米公開予定の『ザ・フラッシュ(原題)』(エズラ・ミラー出演、アンディ・ムスキエティ監督)に、噂通りマイケル・キートンがバットマン/ブルース・ウェイン役で登場。1992年の『バットマン リターンズ』以来30年ぶりの、マイケル・キートン版バットマンです。

 今回の『ザ・フラッシュ』はマルチバースが描かれると言われており、本来ならエズラ・ミラー版フラッシュがいる世界のバットマンは、ベン・アフレック版バットマンですが、そこからフラッシュが時空・次元を超えマイケル・キートン版バットマンのいる世界へと行くらしいのです! 『バットマン リターンズ』はMYベスト・バットマン映画なので、とにかくマイケル・キートンのバットマン姿をもう一度観ることができるなんて! マルチバース万歳!と叫びたくなりました(笑)!

 最後に飛び込んできたニュース! 大興奮のうちに終わったディズニープラスの『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』ですが、このシリーズの製作総指揮(ショーランナー)を務めたマルコム・スペルマンの脚本・プロデュースで映画『キャプテン・アメリカ』第4弾が作られるらしいです。現在、マルコムは『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の第5話“真実”を担当したダラン・ムッソンとともに脚本を作っている模様(この第5話は本当に胸にぐさっとくるエピソードでした)。この映画にクリス・エヴァンスが登場するか?は未定ですが、これは注目の1本になりそうですね!

■杉山すぴ豊(すぎやま すぴ ゆたか)
アメキャラ系ライターの肩書でアメコミ映画に関するコラム等を『スクリーン』誌、『DVD&動画配信でーた』誌、劇場パンフレット等で担当。サンディエゴ・コミコンにも毎夏参加。現地から日本のニュース・サイトへのレポートも手掛ける。東京コミコンにてスタン・リーが登壇したスパイダーマンのステージのMCもつとめた。エマ・ストーンに「あなた日本のスパイダーマンね」と言われたことが自慢。現在発売中の「アメコミ・フロント・ライン」の執筆にも参加。Twitter

■公開情報
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
9月3日(金)全国公開
監督:デスティン・ダニエル・クレットン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2021

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