『アメリカン・ユートピア』公開記念 『ストップ・メイキング・センス』1週間限定上映決定

『ストップ・メイキング・センス』限定上映

 デヴィッド・バーンとスパイク・リー監督がタッグを組んだ映画『アメリカン・ユートピア』が5月7日より公開されることを記念し、『ストップ・メイキング・センス』が渋谷シネクイントにて1週間限定上映されることが決定した。

 『ストップ・メイキング・センス』は、1983年12月にLAで行われた3回のライブを撮影し、トーキング・ヘッズの数々の名曲を収録。バンドメンバーはデヴィッド・バーン、ティナ・ウェイマウス、クリス・フランツ、ジェリー・ハリソンのほか、バーニー・ウォーレル、アレックス・ウィアー、スティーヴ・スケールズ、リン・マブリィ、エドナ・ホルトが参加している。

 1984年公開当時、吉祥寺バウスシアターでのロードショーが発火点となってから、レイトショー上映にも関わらず、渋谷では渋谷公園通りには長い行列ができるほどだったという。劇場では曲の切れ目には拍手が起こり、我慢できなくなった観客が上映中にも踊り出すほど。アートスクール出身のメンバーたちが織りなす最小限の小物と照明を駆使し表現される都市生活者の孤独や狂気、音楽と映画がクロスオーバーし、そしてトーキング・ヘッズのフロントマン、デヴィッド・バーンが「Girfriend Is Better」で着用する“ビッグスーツ”はその後長きに渡り彼の代名詞にもなるほどファッションにも大きな影響を与え、カルチャー感度の高い若者たちは熱狂した。

 本作ののち、監督の故・ジョナサン・デミは名作『羊たちの沈黙』を手がけている。

 『ストップ・メイキング・センス』と『アメリカン・ユートピア』では、「This Must Be The Place」や「Once In A Lifetime」「Burning Down The House」など同じ曲が演奏されるが、混迷と分断に悩める現代において、違う意味を持って響いてくる。

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■公開情報
『STOP MAKING SENSE』
渋谷シネクイントにて、4月30日(金)~5月6日(木)1週間期間限定上映
監督:ジョナサン・デミ
製作:ゲイリー・ゴーツマン
製作総指揮:ゲイリー・カーファースト
脚本:ジョナサン・デミ、トーキング・ヘッズ
撮影:ジョーダン・クローネンウェス
音編集:ジム・ヘンドリクソン、ナンシー・フォガティ
音楽・出演:トーキング・ヘッズ
(c)1984 TALKING HEADS FILMS. ALL RIGHTS RESERVED
提供:キングレコード
配給:boid
1984年/88分/アメリカ

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