有村架純が語る『バイプレイヤーズ』での特別な経験 「新しい風が吹いたような気がした」
「正直、自分が出ている感覚がない(笑)」
ーーこれまで共演経験も何度かあったという“バイプレイヤーズ”の皆さんですが、4人が集まったときの印象はやっぱり変わるものですか?
有村:もちろんお人柄は普段と変わりませんが、より最強度が増していました(笑)。皆さんが集まると、オーラが倍になるんです。これまではお一人お一人と関わることが多かったので、さらにパワーアップした皆さんを目にすることができました。あとはやっぱり、キャスト・スタッフの皆さんの大杉漣さんへの思いが作品にすごく込められていたことも大きかったと思います。大杉さんがかつて飼っていらっしゃった犬の名前をそのままつけた風(ふう)が軸となってみんなを巻き込んでいくというストーリーも、大杉さんへの愛があってこそだと思うので、皆さんの大杉さんへの思いが現場でもひしひしと伝わってきました。そんな作品で皆さんとご一緒できたのは、私としてもすごく光栄でした。
ーー有村さんにとっても、今回の映画『バイプレイヤーズ』出演は特別な経験となったようですね。
有村:そうですね。本当に勉強させていただいたという思いです。参加させていただいた時間も本当に少なくて、たった数日で終わってしまったのですが、これまで見たことがなかったようなことがたくさんありました。今回はナレーションも担当させていただいたのですが、自分が出ていないシーンも結構あるので、いち観客として参加させていただいているような気持ちでした。正直、自分が出ている感覚がないというか……(笑)。自分が出ていることよりも、皆さんのお芝居を楽しんで観ていたという感覚でした。映像を観ながら、「そうだ、私も出させてもらっていたんだ!」と、後からじわじわ来る感じでしたね。自分がいつか“バイプレイヤーズ”の皆さんと同じ年齢になったとき、誰かにいい影響を与えられる人物になれるかといったら、いまはまだそのスキルが全くないので、自分自身に対する課題も今回見つかりました。どの立場の役目であっても、一つひとつのシーンで力を発揮する、そういう力をもっと磨いていきたいなと思います。
■公開情報
映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~』
全国公開中
出演:田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、有村架純、天海祐希、役所広司
監督:松居大悟
脚本:ふじきみつ彦、宮本武史
主題歌:Creepy Nuts「Who am I」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
配給:東宝映像事業部
制作プロダクション:スパークル
製作:「映画 バイプレイヤーズ」製作委員会
(c)2021「映画 バイプレイヤーズ」製作委員会
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