夢のマイホームで狂気の子育てスタート ジェシー・アイゼンバーグ『ビバリウム』場面写真

『ビバリウム』場面写真

 ジェシー・アイゼンバーグ主演映画『ビバリウム』の場面写真が公開された。

 本作は、新居を探す若いカップルが不動産屋に紹介された住宅地から抜け出せなくなる模様を描いた“ラビリンス・スリラー”。カップルを演じたのは、『ソーシャル・ネットワーク』のアイゼンバーグと、『グリーンルーム』のイモージェン・プーツ。住宅地から出られなくなったうえに、誰の子かわからない赤ん坊を育てることになってしまうカップルの、精神が崩壊していくさまを体現した。監督を務めたのは、短編ホラー『Foxes(原題)』や、初長編作品『Without Name(原題)』で注目を集めるロルカン・フィネガン。

 夢のマイホームを探す一組のカップル、トムとジェマ。二人は不動産業者のマーティンに案内され、早速見学することに。Yonder(ヨンダー)と呼ばれる住宅街には、全く同じ姿かたちの家が並んでおり、ひと気もない。“9番”宅へ案内された二人は、家は気に入ったものの案内人マーティンを気味悪がり帰ろうとする。しかし、いくら進んでも9番の家に戻って来てしまう。トムが家の屋根に上り街を見下ろすと、無限に広がる同じ家、そして同じ景色が並んでいるのだった。そしてある日、突如送られてきた段ボールには生後間もない赤ん坊が.……。「育てれば解放される」というメッセージのとおり、二人の“強制育児”がスタートする。

 公開された場面写真では、Yonderから抜け出せなくなり、“夢”のマイホームで謎の赤ん坊を育てる羽目になったトムとジェマの生活が切り取られている。謎の子どもが奇声を発し顔を歪めるトムとジェマ、無限に広がる同じ景色に唖然とするトム、そして夢のマイホーム内でなぜか阿鼻叫喚なジェマの姿が垣間見られる。せっかく見つけたマイホームが灼熱の炎に包まれている中、トムとジェマらしき人物が黙って見つめている謎が深まるシーンも。さらには、事の発端となった不動産屋に案内される様子も切り取られている。

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■公開情報
『ビバリウム』
3月12日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
監督:ロルカン・フィネガン
脚本:ギャレット・シャンリー
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、イモージェン・プーツ、ジョナサン・アリスほか
提供:パルコ、オディティ・ピクチャーズ、竹書房
配給:パルコ
2019/ベルギー・デンマーク・アイルランド/英語/98分/シネマスコープ/原題:Vivarium/字幕翻訳:柏野文映/R-15
(c)Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film
公式Twitter:@vivariu

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