望月歩、役者としての新たな一歩 『エール』『麒麟がくる』『監察医 朝顔』出演で得た自信を聞く

望月歩、役者としての新たな一歩 『エール』『麒麟がくる』『監察医 朝顔』出演で得た自信を聞く

 NHK連続テレビ小説『エール』、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』、月9『監察医 朝顔』(フジテレビ系)と、歴史があるコンテンツに立て続けに出演している望月歩。映画『ソロモンの偽証』以来、その演技力の高さは多くの人に知られているが、20歳を迎え、さらにその凄みを増しているように感じる。コロナ禍に揺れた2020年の最後、激動の1年の振り返り、『監察医 朝顔』の現場について語ってもらった(12月某日取材)。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「一歩踏み出した」という感覚

ーー2020年は『コタキ兄弟と四苦八苦』(テレビ東京ほか)にはじまり、『エール』『麒麟がくる』『監察医 朝顔』など、出演作が目白押しの1年でした。特に、“朝ドラ”、“大河”、“月9”に出演したことは大きかったですか?

望月歩(以下、望月):この仕事を初めた頃、思い描いたような作品に次々と出演させていただけているので、こんなに嬉しいことはありません。ただ、あの頃は、「出演すること」が“ゴール”だったというか。「いつか絶対に出てやるぞ!」という気持ちでオーディションにいつも向かっていたんです。でも、実際に出演させていただいてみると、ここは“ゴール”ではないですし、もっとその先を目指さないといけないと思いました。なので、嬉しいことは間違いないのですが、今の自分としては「一歩踏み出した」という感覚です。

ーー『麒麟がくる』『エール』は1年以上にわたり撮影がある作品です。窪田正孝さん、長谷川博己さんと座長として現場を引っ張る方々から学ぶことも多かったのでは?

望月:そうですね。『麒麟がくる』では、長谷川さんが本当に“怖かった”です。これは長谷川さん自身が、という意味ではなくて、戦国時代の明智光秀としての姿が現場で圧倒的な存在感を放っていて。怒鳴っているとか、表情が険しいとかではなくて、凍てつくような空気が現場にあったんです。そういう緊張感ある現場に立っていることは本当にすごいことだなと身にしみて思いました。『エール』の窪田さんは裕一のキャラクターそのままで、本当に優しくしていただきました。お二人とも現場を背負っている、というか、そこにいるだけでキャスト、スタッフの皆さんが付いていきたくなる、そんな存在感で。主役を務める役者はこういう方たちなんだと改めて思いました。

ーー朝ドラは撮影のペースが早いことでも有名です。その早さに慣れたことでほかの現場にも生きたことも?

望月:確かにすごい早かったですね。でも、僕が出演していた川俣銀行篇は「コメディパート」とも呼ばれていたとおり、本当に楽しい現場だったんです。相島(一之)さん、松尾(諭)さん、堀内(敬子)さんと、常に笑っていました。だから、大変だなとまったく感じなかったので、「いつの間にか終わっちゃった!」という感じで。本当に『エール』の現場はあっという間でした。

ーー『エール』『麒麟がくる』、そして『監察医 朝顔』と、いずれも“途中参加”です。すでに出来上がっている現場に入る難しさはありましたか?

望月:こんなことを言うと恥ずかしいのですが、最初から現場にいてもあんまりキャストの皆さんと仲良くなれなくて(笑)。人見知りを直そうとはしているんですが、まだ取り切れない部分があって……。なので、難しさはあるのですが、逆に途中だからこそ気にかけていただけることもあるので、居心地はいいです。みなさんが程よい距離感にいてくださるというか。ただ、スタッフさんとは距離が遠いと何を求められているのかが分からなくなってしまうので、最初は難しいですね。この現場はどんなペースで進んでいくのか、どんな動き、雰囲気が求められるのか。ほとんどの現場では、自分が年齢的にも一番下になるので、ミスをして迷惑をかけられないというプレッシャーもあります。

ーー『監察医 朝顔』では、法医助手として、法医学教室でアルバイトをする大学医学科3年生のウッシーこと牛島翔真を演じています。

望月:人柄は『エール』の松坂くんと近いかもしれないですね。でも、ウッシーは家がいわゆる名家生まれの坊っちゃんで、頭もいいという人間で、背景は全然違うんです。『エール』の松坂くんは自分自身と考え方は似ているなと思うことがあったのですが、ウッシーほとんど逆なんです。似ている部分が少ないんですが……ただ、“今の大学生”という感覚はほとんど一緒だと思うので、親近感はありますね。

ーー『アンナチュラル』(TBS系)では法医学によって救われる白井一馬を演じていたわけですが、再び法医学を題材とする作品に出演することで何か思うところはありましたか?

望月:不思議な縁を感じましたね。僕自身、「白井くんがあのまま成長していたら、もしかしたら法医学の仕事に就きたいと思っているかもしれない」と想像はしたので。

ーーまさに望月さんの『監察医 朝顔』の出演が発表された際、Twitterでも「『アンナチュラル』の白井くんが成長したんだ!」という意見をみかけました(笑)。

望月:(笑)。それも楽しみに観てくださったら、「白井、性格変わりすぎじゃない?」と思ってもらえるかもしれないですね(笑)。

ーー望月さん自身は作品ごとの切り替えはスパッとされる方なんですか?

望月:かなり切り替えは早いと思います。撮影期間のことをあんまり覚えていないタイプで……。だから役が抜けない、重なってしまう、という感覚はほとんどないんですよね。

ーー自身の作品を見直したりとかも?

望月:ほとんどしないですね。オンエアのタイミングで観ることはあっても、自分自身を研究し直すようなことはないです。

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる