『監察医 朝顔』上野樹里×風間俊介に戻った2週ぶりの笑顔 第1話のラストと重なる“胸騒ぎ”も

『監察医 朝顔』第1章最後に残る“胸騒ぎ”

 上野樹里が主演を務める『監察医 朝顔』シーズン2(フジテレビ系)が、12月14日に第7話を迎えた。

 「桑原射殺事件編」は真犯人が逮捕され、桑原(風間俊介)の嫌疑が晴れる結果となった。そこには監察官・五十嵐(松角洋平)からの厳しい追及に耐えた桑原の覚悟、遺体に残された真実を見つけ出した法医学教室の面々、真犯人の捜査に尽力した野毛山署の刑事たち、そして親族という理由により担当から外された朝顔(上野樹里)と忍(ともさかりえ)らの桑原を信じて待つ姿があった。

 「悪意のない悲しい事故だったのかもしれない」ーー五十嵐によるデリカシーのない言葉からのストレス、寝ずの研究からの疲れもたたり、珍しく平(時任三郎)に当たってしまう朝顔。それほどまでに張り詰めていた緊張感は、真犯人の逮捕で一気に解ける。朝顔の元に桑原が走ってくる「ただいま」「おかえり」以降は、再び万木家の平穏な日常が描かれていく。

 昨日が結婚記念日だったことを悔やむ桑原に、忘れていたことをさりげなくごまかす朝顔。「来年も再来年もまた祝えばいいでしょ」と朝顔は桑原に笑顔で誓う。気づけばこの2人が揃うのは2週間ぶりだ。桑原は何も言わずに朝顔の手をぎゅっと握る。

 桑原の帰りを待っていたつぐみ(加藤柚凪)はパパの胸に飛び込み、平はろくなものを食べていない桑原へご馳走にと鰻を準備して待っていた。時は経ち、平が仙ノ浦に旅立つ前日。夕飯は平が作った自慢のカレーライスだ。縁側で線香花火を見つめる朝顔とつぐみに、平は桑原に缶ビールを差し出し「いろいろ頼んだぞ」と声をかける。就寝前、平は形見でもある里子(石田ひかり)の手袋を朝顔へと託した。

 翌日、平が仙ノ浦に向かう電車の時刻は正午。朝顔は炎天下の中、東北に向かう平にササッと食べられる素麺を茹でる。「駅前のスーパー、明日刺身特売だって」「じゃあ、買わないと」「トイレットペーパーも安いみたい」「ふーん。でも、まだあるからそれは、いいよ」。そんな何気ない会話から、平が刑事になるきっかけとなった『太陽にほえろ!』のビデオテープが里子によって上書きされていたかもしれないというほんわかエピソードを挟み、平は仙ノ浦へと向かっていく。

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