『バベル九朔』第9話はSixTONES 高地優吾の台詞に要注目 物語は最終回に向けてさらに加速

『バベル九朔』高地優吾に要注目

 佳境を迎えている日本テレビ系シンドラ『バベル九朔』。今宵我々は、第1話で感じた新鮮な“違和感”に、またしても出会うこととなる。「信じていいのか?」「これでいいのか?」どれほど猜疑心を抱こうとも、『バベル九朔』の世界は容易に我々を取り込んでしまう。

 第8話で回収された、いくつかの伏線。それらは、視聴者がすでに“ひっかかり”を覚えていたものから、「言われてみれば」とゾクっとするような小さな仕掛けまで、巧妙に張り巡らされていた。こうなると、ありとあらゆることを深読みしてしまう。実際、視聴者の間では“バベル”の謎に関するさまざまな考察が日々飛び交っている。いっそ早く結末を知りたい。けれどもうしばらく、この不思議な世界に惑わされていたい。放送は残すところ2話、実に複雑な心境だ。

 “バベル”内部で窮地に立たされた後藤健(高地優吾)とカラス女(青野楓)に、希望の光が見えたかに思えた前回ラスト。並行する現実世界では、九朔満大(菊池風磨)に転機が訪れようとしていた。

 物語のキーである“夢”というバトンが、いよいよ主人公へと巡ってきた。ここまでくれば、あとはゆっくりとブレーキを踏みながら、いざゴールへ―――と、そうはならないのがこの『バベル九朔』だ。まだまだアクセルを踏み込んでくる。第9話の予告編。すでに違和感を感じている視聴者は多いはずだ。本編のほとんどを明かしていながら、それでもなお我々をしっかりと裏切ってくる。言わずもがな良い意味で、だ。

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 バベル九朔地下1階の「SNACK ハンター」では、満大の脚本家デビューを祝したパーティが開催されていた。「まだデビューが決まったわけではない」と慎重な姿勢を崩さない満大だが、テレビ関東のプロデューサー・山下(竹井亮介)に才能を認められたことで一念発起。健のためにも夢を叶えたいと、執筆活動に勤しむ。

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