映画化の伏線はすでにあった? 『ルパンの娘』最終回に向けていくつもの驚きが

映画化の伏線はすでにあった? 『ルパンの娘』最終回に向けていくつもの驚きが

 謎の敵によって捕らえられてしまった和馬(瀬戸康史)を助けに行こうとして、杏(小畑乃々)に泥棒衣装姿を見られてしまった華(深田恭子)たち。ごまかそうとした悦子(小沢真珠)とは対照的に、尊(渡部篤郎)は自分たちが“Lの一族”であると真実を告げることに。12月3日に放送された『ルパンの娘』(フジテレビ系)第8話は、事実上の最終回といえるエピソードに。泥棒一家と探偵一家の確執の原因が明らかになるとともに、ラストにはいくつもの驚きを残しながら綺麗な大団円を迎えることになった。

 ナターシャ(太田莉菜)の投げた刀によって、命の淵を彷徨いながらも、なんとか一命を取り留めた和馬。一方、和馬の窮地に“Lの一族”が現れなかったことに疑問を抱いていた美雲(橋本環奈)の前に、美雲の祖父・宗真(伊吹吾郎)の死の真相を知る巌(麿赤兒)を連れて尊が現れる。その真相とは、“Lの一族”の命と宝を狙う盗賊たちが、宗真から調査資料を盗み出して屋敷に火を放ったということ。にわかには信じられない様子でいる美雲に対し、尊は真実が記された調査資料を盗み出すために協力を申し出るのだ。

 壮大なフィナーレと呼ぶにふさわしいほどぎゅうぎゅうにエッセンスが詰め込まれていたわけだが、まず触れるべきはクライマックスでピンチに陥った“Lの一族”の前に、華からもらった泥棒衣装を身にまとって杏が登場したことだ。そこで披露したのは、第6話で突然繰り出して日本中を騒然とさせた『鬼滅の刃』のパロディ“Lの呼吸”。作り手側がよほどお気に召したのか、今回は“弍ノ型”として、マツ(どんぐり)直伝の“定吉”を組み合わせて敵を次々となぎ倒していく大立ち回りに。相変わらずの“何でもあり”展開は、もはや流行のコンテンツから決め技を盗み出す“Lの一族”らしさでもあるのか。

 ちなみにパロディというわけではないが、クライマックスシーンの舞台となる「ロマンス劇場」は演出の武内英樹の監督作である『今夜、ロマンス劇場で』からの引用と見て間違いないだろう。さらに第1話では華たちの、第2話からは美雲が暮らしていたボロアパートで声だけの登場をしていた隣人が、まさかの塚本高史と倉科カナのカメオ出演であったことが発覚。公式Twitterでもあえて2人が共演していたテレビ朝日系列の『刑事7人』のタイトルを出していたり、塚本のセリフで「刑事ドラマのオーディションを受ける」と言わせたりと、なんと自由な。

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