橋本環奈の京都弁ミュージカルシーンも! 『ルパンの娘』クライマックスに向けて見どころだらけ

『ルパンの娘』終盤に向けて見どころだらけ

 ついに直接対峙することになった華(深田恭子)と美雲(橋本環奈)。間一髪のところで逃げることに成功した華だったが、記憶を消すスプレーへの対策を取っていた美雲にはその記憶がしっかりと残ったまま。それでも忘れているふりをする美雲は、和馬(瀬戸康史)に発信器を仕掛けることで“Lの一族”をさらに追い詰めようと画策するのである。11月26日に放送された『ルパンの娘』(フジテレビ系)第7話は、またしても登場する懐かしい顔に加え、新たな強敵も登場。クライマックスに向けて、あらゆるものがぎっしりと詰め込まれたエピソードとなった。

 和馬と円城寺(大貫勇輔)の“うっかり”によって、まんまと美雲にアジトの場所がバレてしまい、変装を駆使してなんとかやり過ごしたものの、尊(渡部篤郎)は新しいアジトを探すことを決意。華は杏(小畑乃々)をしばらくの間和馬の実家で預かってもらうことを決め、泥棒一家に生まれた自分が家族を持って普通の暮らしを望むことが間違いだったと自責の念に駆られることに。そんななか、“Lの一族”を名乗る何者かによって、暴力団の構成員が殺される事件が発生。またたく間に、メディアで“Lの一族”が生きている可能性が示唆されてしまうのだ。

 いくつものピンチが重なった上に、大活躍してきた記憶を消すスプレーの効果が切れはじめるというハプニングに見舞われた今回。1期の終盤以来となる、一家離散の危機が訪れるわけだが、今回はあの時と状況がかなり違う。家族が“Lの一族”であるとまだ知らない幼い杏がいることと、かろうじて“Lの一族”は死んでいることになっていること。前者は必然的に、華と杏を軸とした家族のドラマを盛り立てていく。そこで尊から語られる、どんな時でも子供を守ろうという親心のエピソードも然り。また後者は、“Lの一族”の泥棒としてのプライドを駆り立てる。アジトを引き払うことを中止し、和馬の“捕まり癖”によって割り出した敵のアジトに乗り込み、和馬を助けがてら金塊までいただこうと立ち上がるわけだ。

 1期で和馬の捜査三課の先輩で、最終的に黒幕であることが発覚した巻(加藤諒)の思いがけない再登場に、ミステリアスな殺し屋ナターシャ(太田莉菜)をはじめとした敵の登場。そして泥棒衣装に身をまとった華が、ついに杏と遭遇してしまった流れで次回につづくとなれば、(まだ数話残っているとはいえ)これは杏が学級会で「Lの一族」を演じる(しかもマツのポジションで、“定吉”の筋が良いと褒められるほど)というのもクライマックスの大団円のひとつにつながっている可能性も否定できない。

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