川口春奈は“95年世代”天性のヒロイン!? 『極主夫道』母親役で発揮された自然体な魅力
日本テレビ系ドラマ『極主夫道』で主演の玉木宏の妻役を演じている川口春奈。NHK大河ドラマ『麒麟がくる』などの演技面での活躍はもちろん、今年1月からYouTuberとして同世代からの親近感を得るなど注目も集めている。
『極主夫道』は、新潮社のマンガサイト「くらげバンチ」で連載中のおおのこうすけの同名マンガが原作。かつて“不死身の龍”と呼ばれる最凶の元極道である龍(玉木宏)が、デザイナーとして働く美久(川口春奈)と結婚して最強の専業主夫に。さまざまな組のトラブルに巻き込まれながらも、愛する町と、美久と娘の向日葵(白鳥玉季)との愛する家庭を守っていくドタバタ痛快劇だ。
玉木がエキセントリックな極道演技で主婦業を一生懸命にこなすところがドラマの面白さだが、それ以上の面白さを感じさせるのが、川口演じる美久の天然ぶり。龍は見た目とは違い丁寧で、美久は見た目と違いガサツ。この対比こそがより主演の玉木のユーモアを引き立てているのではないか。美久の何ごとにも一生懸命だからこそ、どこかズレていてるさまが、このドラマの微笑ましいスパイスとなっている。
川口と言えば、今年に入って開設した公式YouTubeチャンネル『はーちゃんねる』も話題だ。実家の母に会いに行ったり、激辛料理を食べたり、全く飾らない自然体の川口を見せている。もともとバラエティ番組でも正直すぎるコメントやSNSなどで、以前から彼女の面白さは自然体にあることが見え隠れしていたが、YouTubeでの展開で新たなファンが激増。女優としてはその面白さがこれまで発揮されることはあまりなかったが、今回の『極主夫道』はそんな川口本来の自然な魅力が十二分に発揮された作品となっている。