森川葵に聞く“成功の秘訣” 『リトル・サブカル・ウォーズ』岡山天音、最上もがとのエピソードも
映画『リトル・サブカル・ウォーズ ~ヴィレヴァン!の逆襲~』が10月23日より公開中だ。本作は、2019年5月14日から6月25日にかけてメ~テレで放送され、2020年10月26日からは第2弾が放送されるドラマ『ヴィレヴァン!』の劇場版。この世から“サブカル”がなくなり、監視&コントロールされている世界を舞台に、ヴィレッジヴァンガードで働く杉下(岡山天音)らの壮絶なバトルが繰り広げられる。
今回リアルサウンド映画部では、ドラマのシーズン1で、常連客から新人アルバイトとしてヴィレヴァンで働くことになった小松リサを再び演じる森川葵にインタビュー。過酷だったという撮影や、岡山天音や最上もがとのエピソード、「やれることはとりあえずやってみる」という今のスタンスを語ってくれた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】
「ヴィレヴァンは、新たな発見がある場所」
ーードラマ第2弾の制作、そして今回の映画化を聞いたときの率直な感想を教えてください。
森川葵(以下、森川):最初は、ドラマのシーズン2だけやると聞いていて。その後で、映画も一緒に撮ると知らされたので、「え!? その期間内に映画も撮れるの?」とビックリしました。
ーー映画化が発表された際のキャストの皆さんのコメントを読む限り、撮影は相当ハードだったようですね(参考:岡山天音、森川葵、最上もが、柏木ひなたらドラマ版キャストが続投 『ヴィレヴァン!』映画化決定)。
森川:本当にドラマと映画を並行して撮っていたんです。今回の撮影は、おそらくもう二度と経験しないだろうなというくらい大変でした。
ーー具体的にどういうところがハードだったんですか?
森川:とにかくスケジュールがハードでした。時間が足りなかったですね。ショッピングモールのフードコートにもご飯を食べに行きましたし……いろんな要素が混ざってました。でも、ずっとモールの中での撮影だったのは、すごくありがたかったですね。今年の夏がすごく暑かった中で、めちゃくちゃ冷房が効いている快適な空間で撮影できたのは、本当に助かりました(笑)。
ーー共演者の皆さんとは約1年ぶりの再会となりましたが、久しぶりに集まってどうでしたか?
森川:みんなあまり変わらないなという感じでした。(最上)もがちゃんとはプライベートでもよく遊んでいたので、お互いの近況とかも知っていたんです。でも、柏木ひなたちゃんが髪を切っていて、シーズン1のときとは雰囲気がガラッと変わっていたので、「どうしよう! 大人になってる!」ってなりました(笑)。「たった1年で全然変わってる!」って。
ーー変化がある部分とない部分があったと。森川さん自身は1年ぶりに小松リサを演じるにあたって何か変化はありましたか?
森川:私、続編ものに出演することが結構多いんです。『賭ケグルイ』もそうですし、『嘘八百』もそうですし、ここ1~2年ぐらいは続編やシーズン2をよくやっている印象で(笑)。なので、同じ役に戻ることに関しては、慣れている部分もあるかもしれません。でも、同じ役を演じられるのは、すごくうれしいことで。やっぱり評判がよくないとできないことなので、みんなに愛されて、もう一回作品が帰ってくることに対しては、「本当にありがとうございます」と思っています。
ーー今回の劇場版ではショッピングモール内のヴィレヴァンが舞台となりますが、プライベートでのヴィレヴァンの思い出は何かありますか?
森川:ヴィレヴァンには学生の頃よく行っていましたし、今も下北沢とか渋谷に行ったときに、ちょいちょい行ったりするんです。集合時間より早く着いちゃったときとか、ついつい行っちゃうんですよね。いろいろ見るものがあるから時間が潰せるし、「とりあえず買っておこうかな?」って買っちゃったりするものがいろいろあるんです。
ーーそれこそ、モールとかにあるとついつい入っちゃいますよね。
森川:そう! 入っちゃいますね。ヴィレヴァンって、新たな発見がある場所だと思うんです。“知らなかったものを教えてくれる場所”っていうイメージがあって。店員のみなさんが自分の得意なジャンルでコーナーを作ったりしているから、全然知らなかったものがたくさん置いてあって、「こんなものがあるんだ!」と気づかされる。それがヴィレヴァンの魅力だと思います。
ーー森川さんがヴィレヴァンで知ったことって何があるんですか?
森川:それこそ、でんぱ組.incを一番最初に知ったのはヴィレヴァンでした。移転する前の渋谷店に行ったときに、でんぱ組.incのTシャツや制服が大々的に飾られていて、「このグループなんだろう、かわいい!」と思って見たのが、でんぱ組.incとの最初の出会いでした。
ーーそんな出会いから元メンバーの最上もがさんとプライベートでも仲良くなるなんて、奇跡みたいですね。
森川:本当すごいですよね! 人生何があるか分からないなと思います。もがちゃんはこの作品がきっかけで仲良くなったんですけど、現場でもプライベートでもずっと変わらないんです。仲良くなって思ったのは、めちゃくちゃ優しいということ。私にとってはお姉さんのような存在で、私が落ち込んでいたりすると励ましてくれるし、すごい遊んでくれる。常に周りを見ていて気を遣える人なので、本当に優しい人だなと思います。