煉獄さんの一騎当千の活躍を見届けよう! TVアニメからさらなる進化を遂げた劇場版『鬼滅の刃』

 TVアニメ版では、第19話「ヒノカミ」における戦闘シーンが話題となりましたが、本作はあの見応えのあるシーンが120分間続くような手に汗握るクオリティに仕上がっています。制作会社のufotableは、先日公開された『劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」III.spring song』も大ヒットを記録しましたが、ヒットの根底にはその徹底した作品クオリティの追求にあると、あたらめて感じました。また、本作の劇場版パンフレットには、監督をはじめ制作スタッフたちの濃密な対談も収録されているので、観賞後に読むとさらに鬼滅ワールドにどっぷりと浸かれることでしょう。

 私は、初日のTOHOシネマズ 新宿8:00のIMAXレーザー初回を観賞しましたが、平日の朝ながら観客は大入り。グッズコーナーには大きくパーテーションが引かれ、パンフレットや劇場オリジナルグッズを求める観客で長蛇の列に。上映前から観客の熱気は十分でした。TOHOシネマズ 新宿は1日に42回『鬼滅の刃』の上映を行うということでスケジュール発表の時点から話題になっていましたが、上映が終わった10:30の時点で日中から多くの上映回が満席近くに。仕事終わりの社会人の来場も見込める夜の回には満席も発生していました。多くの劇場では、今回の劇場版『鬼滅の刃』の公開にあわせて、新型コロナウイルス対策の一席空けでの販売を解除しており、まるでコロナ以前の劇場が戻ってきたかのような盛況ぶりです。

8:00IMAXレーザー回終了直後のTOHOシネマズ新宿ロビー
10:30時点の座席販売状況
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8:00IMAXレーザー回終了直後のTOHOシネマズ新宿ロビー
10:30時点の座席販売状況
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 土日にかけて、劇場は大変な混雑が予想されます。映画館は換気がきちんとなされており密閉空間ではありませんが、人が多く集まる環境になるのは間違いありません。感染対策は念入りに行った上で劇場へ足をお運びください。

■公開情報
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
全国公開中
声の出演:花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、日野聡、平川大輔
原作:吾峠呼世晴(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)
監督:外崎春雄
キャラクターデザイン・総作画監督:松島晃
脚本制作:ufotable
サブキャラクターデザイン:佐藤美幸、梶山庸子、菊池美花
プロップデザイン:小山将治
コンセプトアート:衛藤功二、矢中勝、樺澤侑里
撮影監督:寺尾優一
3D監督:西脇一樹
色彩設計:大前祐子
編集:神野学
音楽:梶浦由記、椎名豪
主題歌:LiSA「炎」(SACRA MUSIC)
アニメーション制作:ufotable
配給:東宝・アニプレックス
(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
公式サイト:https://kimetsu.com
公式Twitter:@kimetsu_off

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