石原さとみが“みどり”を通じて伝えた薬剤師の頼もしさ 『アンサング・シンデレラ』大団円に

石原さとみが伝えた、薬剤師の頼もしさ

 本作はコロナ禍で病院ロケが不可能となり、フジテレビ湾岸スタジオ内に“萬津総合病院”のセットを作り撮影することになった。加えて、当初小野塚綾役で出演が決まっていた俳優の清原翔が病気療養することになったため、急遽成田凌が代役を務めることとなった。

 様々な困難を乗り越えてこうして全11話を滞りなく放送できた裏には、役者やスタッフの並みならぬ苦労があったことと思う。石原はクランクアップ時のコメントで「心が折れそうなこともありましたけど、全てのことに意味があると思って、意味を作っていかなければいけないと鼓舞して頑張ってきました」(引用:石原さとみ、『アンサング・シンデレラ』クランクアップで涙 「本当にいい現場でした」)と話していたが、私たちもまた、葵みどりの姿から勇気をもらい、前を向くことができたのではないだろうか。

■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter

■放送情報
木曜劇場『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』
出演:石原さとみ、西野七瀬、成田凌、桜井ユキ、井之脇海、金澤美穂、真矢ミキ、迫田孝也、池田鉄洋、でんでん、田中圭
原作:『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』荒井ママレ/医療原案:富野浩充(『月刊コミックゼノン』連載/コアミックス)
脚本:黒岩勉
プロデュース:野田悠介
演出:田中亮
制作・著作:フジテレビ第一制作室
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/unsung/
公式Twitter:@unsung2020

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