毎熊克哉が明かす、“人間じゃない役”への憧れ 『恋つづ』以降の反響は?

毎熊克哉が明かす“人間じゃない役”への憧れ

 毎週土曜日にテレビ朝日系で放送中の小芝風花主演ドラマ『妖怪シェアハウス』。本作は、クズ男にお金も仕事も家も奪われたどん底気弱女子を、妖怪たちが“奇想天外”な方法で救うというホラーコメディだ。

 お岩さんに座敷童子、ぬらりひょんとさまざまな妖怪たちが現代に隠れ住んでいるという突飛な設定の本作。大酒飲みの女好き、かつて自分に恋焦がれた女の恨みで鬼化したという酒呑童子役を演じるのは、NHK連続テレビ小説『まんぷく』で塩軍団として話題となり、2020年1月クールに放送された『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)で来生先生を演じ、上白石萌音演じる七瀬の恋路を支えた毎熊克哉。

 今回リアルサウンド映画部では、そんな毎熊にインタビューを行い、妖怪役への思いや『恋つづ』以降の反響などについて話を聞いた。

毎熊克哉が明かす、“人間じゃない役”への憧れ 『恋つづ』以降の反響は?

『妖怪シェアハウス』は「笑いが絶えない現場」

ーーまずオファーを受けたときの心境を教えてください。

毎熊克哉(以下、毎熊):『妖怪シェアハウス』の話を聞いたのは、5月あたりだったような気がします。ちょうどずっと家にいて、「次どんな役があるのかな」と思っていた時期だったので、脚本を読ませていただいて、「妖怪の役やれるんだ。最高だな!」と。妖怪というか鬼ですけど、ちょうど自粛明けでこれをやるのは最高だと楽しみでしたね。

ーー出演が発表された際のコメントでは、「ここまでガッツリと人間では無い役をやらせて頂くのは初めて」とおっしゃっていましたね(参考:松本まりか、毎熊克哉らが特殊メイクで大変身 小芝風花主演『妖怪シェアハウス』追加キャスト発表)。

毎熊:厳密に言うと、宇宙人とかはあるんですけど、それは作品の中の一部分だけだったので、ここまでしっかりやるのは初めてですね。

ーーこういった役柄に以前から興味はありましたか?

毎熊:そうですね。やりたかったです。ゾンビも好きで、友達が撮る映画のエキストラに参加したこともあります。なので、人間じゃない役柄に憧れはあります。

ーー今回演じる酒呑童子をどんなキャラクターにしていきたいですか?

毎熊:鬼なので、一応怖い部分もあるんですけど、怖いというのは見え方だけで、この作品はどちらかというとコメディだと思うんです。そういう意味では、そこまでがっつりとしたコメディな感じの作品もこれまでなかったと思うので、見てくれの怖い鬼を使って、どれだけ楽しいことができるかを考えています。

ーー楽しいことに挑戦するというところで、撮影現場はいかがでしょう?

毎熊:笑いが絶えない現場だと思います。僕は妖怪なので、ほぼセットで撮っているんですけど、大倉(孝二)さんや池谷(のぶえ)さんは大先輩で、僕と松本(まりか)さんが30代で年が近いこともあり、年齢層があまり低くなく、“じわじわ”と和気あいあいとしている感じがあります(笑)。

ーー今回、鬼化した姿では特殊メイクもがっつりとされています。

毎熊:特殊メイクには、毎回2時間ほどがっつりと時間をかけています。毎回作るのが大変なので、鬼のシーンを撮影する日はまとめて撮っていますね。

ーー特殊メイクした感覚はいかがでしょう?

毎熊:最初は「今日も……鬼だな!」と思うんですけど(笑)。休憩に入り、ご飯を食べ始めちゃうとそのうち鬼になっているのを忘れてしまうんです。あと、自分の中では普通なのですが、他の方から見ると常に怒っているように見えるみたいですね。

ーー公式Twitterにもオフショットがあがっていましたね。

毎熊:あれも全然怒っていないんです(笑)。普通に出番を待っているだけなんですけどね。トイレに行ったときなんかも、鏡を見て「そういえば鬼だったわ」と思うことがあります。

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