『親バカ青春白書』笑いの裏側にある重要なメッセージ 新垣結衣の母性も毎回の見どころに

『親バカ青春白書』笑いの裏側にある重要なメッセージ 新垣結衣の母性も毎回の見どころに

 ムロツヨシが主演を務めるドラマ『親バカ青春白書』(日本テレビ系)が、8月9日に第2話を迎えた。

 娘を溺愛する親バカなガタロー(ムロツヨシ)と天然で純真無垢な箱入り娘のさくら(永野芽郁)を中心に、メインキャスト6名の人物紹介も兼ねた物語だった前回。第2話では、さくらが思いを寄せるもののガタローのことが好きなハタケ(中川大志)に焦点が当たる。

 格安物件に住むハタケの部屋に幽霊が出るという話から、さくらたちは彼の家で肝試しを企画。そこに待ち受けていたのは、明らかな事故物件とガタローの小説がコレクションとして並べられたハタケの部屋だった。ハタケは大学に入学する前からガタローのファンであり、同級生となった娘のさくらに「ガタローさんが大好き」と打ち明けていたのだ。気分が良さそうなガタローと誤解が解けて嬉しそうなさくら、小説の文節を暗唱し「ここ(胸)が勝手に覚えちゃうんだ」と好きを超えて愛を爆発させるハタケ。そんなハタケは勢いからガタローに弟子入りを頼み込む。

 この弟子入りが、まるでアンジャッシュのコントのようにガタローとさくらの間ですれ違いが起き、一悶着へと発展していく。ハタケがガタローに弟子入りを志願したのは、成績も運動神経も普通だと悩む自分を変えたかったから。さくらもそれを知って彼を後押しするのだが、「すごく真剣なの。私もお父さんにちゃんと認めてほしい」という娘の言葉から、ガタローは弟子入りが2人の交際に直結していると勘違い。

 結果、男の約束として試練となった野菜作りに挑戦したことで、ハタケは炎天下の中で倒れてしまい病院へ。やっと父娘の勘違いが解けたと思いきや、あろうことかさくらのハタケへの好意をガタローが勢い余って口を滑らしてしまうのだ。目に入れても痛くないさくらに「なにしてんの! クソ親父!」と言われ、ガタローはあまりのショックに膝から崩れ落ち陰キャに。しかし、元気になったハタケから「俺が俺自身を肯定できる答えを与えてくれた」と言われ、無事精気を取り戻すこととなる。

 第1話と第2話に共通しているのは、普通か普通じゃないかという登場人物たちの悩み。さくらは自身を溺愛するガタローの存在が普通じゃないと大学に入学して気付き、逆にハタケは普通であることに悩み、ガタローに弟子入りを志願した。ガタローは「普通ってすげぇんだぞ。どんな時でもどんな状況でも普通でいられるやつが一番すごい」とハタケを諭すが、結局、同級生たち6名は全然普通ではない、変わり者だらけだ。

 普通とは「いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること」を指す。例えば、その小説が普通であるかは大衆の第三者が決めること。世間には認められていなくても、ハタケのように人生を変えるほどの刺激を与えているのかもしれない。ハタケが出した答えにあるように、自分が自分を肯定すること。みんな普通なんかじゃなくていいということ。そんなメッセージを『親バカ青春白書』は我々に教えてくれている。

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる