『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 』はどうなる? 本予告で“明かされていない”情報に期待
列車に乗り込んだ炭治郎たちを待ち受けているのは、過去最強の敵・十二鬼月の下弦の壱を冠する魘夢。テレビシリーズ第25話で、鬼の始祖である鬼舞辻無惨に下弦の4人が惨殺されるなか唯一生き残り、無惨からさらなる血を分けられ、炭治郎を殺す命を受けた。TVシリーズでも、仲間が次々と殺されていく中、恍惚とした表情を浮かべ、「夢見心地です」と答える異常性が際立っていたが、本作ではいよいよ炭治郎たちの前に立ちはだかる。
公開された本予告では、「夢を見ながら死ねるなんて、幸せだよね」と不穏な言葉を放つ姿も切り取られ、演じる平川大輔の中性的な妖艶さを感じさせる。TVシリーズで炭治郎が禰豆子とともにあと一歩まで追い詰めた下弦の伍・累よりも上の番付がされているため、より苛烈な戦いを予感させる内容となっていた。
本予告ではさらに、LiSAによる主題歌「炎」が初披露。TVアニメのエンディングテーマ「from the edge」も手がけた梶浦由記とのタッグとなり、昨年『紅白歌合戦』(NHK総合)に出場するほどの人気を博したLiSAの再起用ということもあり、万全の布陣で挑む劇場版となりそうだ。
今回の予告編は、明かされていない情報の方が多い。ファンの期待も高い煉獄杏寿郎の戦闘シーンは寸止めで隠されており、さらには、原作読者の目下の気がかりである、「劇場版はどこで幕引きをするのか」という問題。登場が明かされていないキャラクターを含めて、その全貌は10月16日までのお預けとなりそうだ。いよいよ2カ月まで迫った公開日を心待ちにしたい。
■公開情報
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
10月16日(金)全国公開
声の出演:花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、日野聡、平川大輔
原作:吾峠呼世晴(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)
監督:外崎春雄
キャラクターデザイン・総作画監督:松島晃
脚本制作:ufotable
サブキャラクターデザイン:佐藤美幸、梶山庸子、菊池美花
プロップデザイン:小山将治
コンセプトアート:衛藤功二、矢中勝、樺澤侑里
撮影監督:寺尾優一
3D監督:西脇一樹
色彩設計:大前祐子
編集:神野学
音楽:梶浦由記、椎名豪
主題歌:LiSA「炎」(SACRA MUSIC)
アニメーション制作:ufotable
配給:東宝・アニプレックス
(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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