篠原涼子が大泉洋のために奔走 『ハケンの品格』13年ぶりの“大人の恋”に動き?

『ハケンの品格』13年ぶりの“恋”に動き?

 昨今の隠蔽体質な政治を示唆するような内容を盛り込んだ『ハケンの品格』(日本テレビ系)の第5話。春子(篠原涼子)は謝罪会見を逆手にとって見事、S&Fを一発逆転に導いた。

 「黒豆ビスコッティ」を引っ提げ13年ぶりに本社勤務に戻ってきた東海林(大泉洋)だったが、肝心の「黒豆ビスコッティ」には成分データに改ざんがみられ、当初売りにしていた“ダイエット効果”は全くなかったことが発覚する。雑誌の企画によって明らかになったこの事実に、インターネット上では「黒豆ビスコッティ」が大炎上。さらに部長の宇野(塚地武雅)は、東海林がせっかく集めたアンケートまでも改ざんを疑い、シュレッダーにかけて証拠隠蔽してしまう。このことを知った里中(小泉孝太郎)と春子、浅野(勝地涼)は徹夜でシュレッダーにかけられたアンケートを復元したのだった。

 東海林の復活で「とっくりとくるくるパーマ」の息の合った掛け合いはヒートアップし、ドラマにおきまりの勢いが戻ってくる。これでこそ『ハケンの品格』と思わせる見事なディスり合いの裏には、お互いへの愛と敬意すら感じられた。

 実際に春子は、東海林の不祥事を挽回しようと、絶対に残業をしないというポリシーを曲げて徹夜までしてアンケートを復元する。そして謝罪会見では東海林の立場が悪くならないようにサポートするため、メモを渡しに会場まで足を運び、さらにアンケートに答えた人々をオンラインで出演させる演出まで行った。

 頑なに東海林のためだと認めない春子だが、実は誰よりも東海林や里中との絆を大切にしていることを伺わせるシーンとなっただろう。里中が東海林らとお酒を飲みながら「(大前さんは)本当は人一倍責任感が強くて、情の深い人だと思うな」と話す場面からも判るように、春子と里中、東海林の絆は固い。さらに第5話では、未だに里中が春子への想いを断ち切れないでいるような様子を見せ、恋の三角関係が再燃する可能性も。13年ぶりの“大人の恋”はどう運ぶのか、期待が高まる。

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