アッパークラスの主婦たちのマウンティング合戦を描く メキシコ映画『グッド・ワイフ』公開へ
2019年メキシコ・アカデミー賞で13部門ノミネート、主演女優賞ほか4部門を受賞した映画『グッド・ワイフ』が7月10日に公開されることが決定し、ポスタービジュアルと予告編が公開された。
本作は、最悪の経済危機に見舞われた1982年のメキシコを舞台に、アッパークラスの主婦たちの戦いを描いた社会派ドラマ。メキシコを代表する女性作家グアダルーペ・ロアエサによる社会風刺の効いた小説『Las Ninas Bien』が原案で、メキシコの新鋭女性監督アレハンドラ・マルケス・アベヤの長編2作目となる。裕福な夫の“妻”として生きる女たちのマウンティング合戦を通し、現代女性にとっての愛や結婚、さらにはアイデンティティを模索する。
ポスタービジュアルでは、主人公となるセレブ妻の“女王”ソフィアの姿とともに、「女は誰でもお姫様を夢見てる」とコピーが添えられている。
公開された予告編では、ソフィアをはじめ1980年代当時のアッパークラスの主婦たちの贅沢な暮らしぶりと、女たちの激しい“マウンティング”バトルが切り取られている。当時最先端のゴージャスなファッションやライフスタイル、カルチャーも本作の大きな見どころのひとつに。しかし、誰もが憧れる生活を送っていたソフィアの完璧な世界は、1982年にメキシコを襲った経済危機をきっかけに、脆くも崩れ去ってゆく。
■公開情報
『グッド・ワイフ』
7月10日(金)より、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー
監督・脚本:アレハンドラ・マルケス・アベヤ
原案:グアダルーペ・ロアエサ
出演:イルセ・サラス、カサンドラ・シアンゲロッティ、パウリーナ・ガイタン、ジョアンナ・ムリーヨ、フラビオ・メディナ
配給:ミモザフィルムズ
後援:在日メキシコ大使館
2018年/メキシコ/スペイン語/100分/カラー/シネスコ/5.1ch/原題:Las Ninas Bien/字幕:大西公子
(c)D.R. ESTEBAN CORP S.A. DE C.V. , MEXICO 2018